~ PAT WOLF LOG BUILDING SCHOOL @ CANADA 留学記 ~
1999/11/22~11/27
1999.11.22(月)曇り、雨

朝はゆっくり起きて図面を仕上げ、隣のオフィスあてにFAXする。午後からも図面書き。夕方からエドとサカさんとでパットが過去に作ったログハウスを見学に行く。やはり塗装としてステインを塗ってあった。15年前に作ったというログハウスはかなりでかいが、ラテラル巾が足らずログにひびが入っていた。もう一軒の方は今作っている物と同じデザインで仕上げも結構よかった。残すところ1週間となった。来週は木曜日が作業のリミットとなる。木曜日一日作業ならテストは飛ぶ。そうなればいいが。金曜日は休みとなる。






1999.11.23(火)雨、晴れ

朝はパットがテストに出るであろう内容の口頭の質問を行う。その後、先週の続きでプレートログの後ろ側のラテラルを仕上げる。次は上部を平面に切る。寸法はシルログから測って一番低い上部から1インチ下がった所だが、今回は寸法が10フィート1/2だったのできりのよい所で10フィートにした。角の部分は何インチ残るか確かめる必要がある。今回の場合5インチ残る。最低ラインだ。端と真ん中で測り釘を打ってチョークラインを入れ、反対側にはレベルで位置を移す。両側はレベルで順に線を入れていく。切る時はログにまたがりチェンソーを引きながら切る。ひざがまだ痛みなかなか進まない。今日は前部分の2m程を残し終了。





1999.11.24(水)晴れ

CAPログの平面を仕上げる。その後フロアージョイストの範囲用の墨付。まず、一方のセンターにチョークラインを入れ反対側に平行にチョークライン入れる。距離は基礎の大きさを取る。センターライン間の距離から対角線の距離を求め、基準からそれぞれ位置を測りチェック入れる。トラスのスクライブは一番下にラフターを置き頂点の接触部分は穴を空けてボルトで固定、レベルを出し、その上にカラーコードをレベルを出して置く、さらにキングポストをレベルを出して置く。スクライブ巾はそれぞれのセンターライン間距離をスクライバーのレベルを出しながら行う。スクライバーは両方が金属で先端の尖った物を使用する。ほぞとなる部分と角の部分にスクライバー先端を突き刺し鉛筆で印を入れそれぞれの線を結ぶ。スクライブを行うのはキングポストとラフター接続部、カラーコードとラフター接続部、キングポストとカラーコード接続部でそれぞれスクライブセッティングは異なる。キングポストとラフター接続部はスクライバーの一方が曲がった物が必要となる。最後にフロアージョイストと平行にロアーコードを乗せた。フロアージョイストの高さはプレートログと同じになる。あと2日で終わりだ。


1999.11.25(木)晴れ

フロアージョイストの続きである。まず、CAPログの高さである120インチに合わせるため、イコライズを行う。上面のレベルを出し、両方の高さが同じになる様にし、そこから120インチを引いた値がスクライブセッティングとなる。スクライブは両方に鉛筆がついた物で行う。両端は下のログのセンターまでがカットラインである。フロアージョイストは切らずに、下のログにフロアージョイストのはまるミゾを入れる。両端の長さは反転させてから溝に合わせて切る。サマービーム部分は全周をスクライブし、ロックノッチを加工する。下ログのサイドから1.5インチ入ったところに溝を加工する。9人がかりで行うが、2本残った。あとはその2本とその上の最終CAPログである。明日は朝8時からテストだ。




1999.11.26(金)晴れ

朝8時からテスト。3枚の裏表と1枚の表の計7ページ。それほど難しくないようだが問題として分からない物が何問かある。辞書を引いても訳が不明の物もあり、どうにも回答しようがない問題は空白にした。結局俺が最後までねばり、10時までかかった。昼までの時間フロアージョイストの作製を進める。午後からテストが戻ってきて答え合わせを行う。俺は80点だった。80点代がほとんどなのを考えれば、さほど悪くはない。角ブロックも80点。まあこんなもんだろう。キリアンは100点だった。彼は6年チェンソー経験があると今日始めて知った。そのわりには結構線を消しているが。その後トラスのキングポストとラフターの接続部の説明。仮で位置決めをし、ラフターセンターラインから2インチづつ内と外に空けた3/8インチの穴の中心にくるキングポストに印を入れ、その点から45度下内方向に3/8インチの穴を空ける。ラフター外側の穴も印を入れるがこれは真ん中まで穴を空けて止めておく。4時過ぎまで作業するが全部終わらず。明日の仕事となる。ビリーが12/1に空港まで行ってくれると言うのでホテルをキャンセルしたが、キャンセル料として$10取ると言う。5日も前に連絡してるのになんで金取るんや!予約を取った時にクレジットカードの番号を聞いたのでいやな予感はあったが。やはりインド人経営だけあってしっかりしてやがる。7時からパーティー。ラザニアを頂く。最後に終了証書をもらった。総合得点は85点だった。サカさんは86点、最高はダンの96点。まあ点数はあまり関係ないが。明日がいよいよ最後となる。グレンは奥さんとパーティー後に帰った。アメリカ人の何人かはもうサイトには行かずに帰るらしい。結局最後までやり通すのは俺とサカさん、ビリー、エドとロブ?ぐらいになりそうだ。


1999.11.27(土)雨

今日が本当の最終日である。が朝から雨。カントフックもログドッグもサイトに置きっぱなしなので、一応ビリーと向かうが、パットはエドから電話があり、雨も降っているし今日はしないという。まあ作業をするには少し強い雨だ。結局道具を運んで帰る。ドッグ等はビリーにあげた。帰って荷物の整理。できれば今日送りたい。少し大きめのダンボール箱を新たにリサイクルセンターから拾って来る。なんとか2つに収め、ジェイソンの出発を見送り、4時過ぎに郵便局へ。2つを船便で$130かかった。日数は長ければ2、3か月かかるという。まあしかたがない。もう何もする事がない。残っているのはエド、サカさん、クリストフ、ビリーと俺だけ。ビリー以外は明日の朝オワタへ向かうという。

おわり