2009年6月26日~28日 但馬 氷ノ山登山ツーリング



梅雨の中休みの晴れになる模様である、今回は少し標高を上げて兵庫県最高峰へ行く。

6月26日

昼過ぎに出発、R176~県道~R9で和田山パオパオを目指して走り3時頃到着。
同行のポポンはすでに到着、それにしても何やこの暑さは!風が熱い。
一服後今夜の野営候補地を目指して出発、福定親水公園上にある野営地は乗り入れ出来ないのでパス。
少し先にある逆水キャンプ場へ向かう、氷ノ山国際スキー場の端にあるフリーなサイト。
全く我等のキャンプに適したサイトで文句なし、即テント設営。
サイトの水は横を流れる沢の水だが町の人は普通に飲んでいるらしく甘くて美味しい。
温泉は行った事のない「村岡温泉」へ、R9を少し北上した所にある。
特徴のない単純泉で石鹸はあるがシャンプーなし、500円、60コンドー。
道の駅村岡のそばのスーパーで買出ししサイトへ戻る途中でキャンプ場の受付。
福定の民宿「はつひ」が現在の受付らしい、1泊500円、ゴミは持ち帰りだ。

逆水キャンプ場 村岡温泉


ビールの栓を開けたのは8時を回っていたが今夜は久々の星空が広がった。
10時を回ると広島から来た修道高校山岳部の先生2人も加わった。
先生達は来月の登山国体の下見と部員4人の指導の為来たとか。

走行距離:211km


6月27日

朝7時起床し朝食取って登山準備して8時過ぎには出発。
登山口はキャンプ場そばの東尾根と下の福定親水公園の所にあるが今回は
最後に登りは辛いので一旦下って福定から登り東尾根に下りるルートで行く。

福定親水公園駐車場 福定親水公園キャンプ場から登山開始


天候は晴れ、気温はおそらく25度くらいか、風がないと暑い。
登り始めてかなりの勾配の曲がり坂が続く、左右に布滝、不動滝を過ぎ地蔵堂から暫らくフラット。
再度登りとなり木地屋跡を過ぎ暫らく行くと名もなき湧き水があった、冷たい水で生き返る。

名もなき湧き水 ここにだけコップあり 氷ノ山越へ向かう


その後展望もなくずっと登りであったが11時過ぎ何とか氷ノ山越の尾根に出た。
何やら騒がしいなぁと思ったら、小学生の団体が、、、3、4年生位か、中には走っている子も、、、。

氷ノ山越、左は鳥取、右は兵庫 氷ノ山越避難小屋


避難小屋の前のベンチで一服し、意を決して休憩中の小学生の先に出ることにした。
山頂までは1時間少しらしいので最後の一踏ん張り、と思ったら後ろから子供の声が、、、。
追いつかれてしまうと大人数に前後されて大変な事になりそうだ。
本日最高の暑さに全身汗まみれになりながらも足は止めない。

氷ノ山越から山頂へ向かう あそこまで登らなあかん


尾根から鉢伏山が見え景色が良くなって来たが休憩せずに一気に山頂へ。
何とか小学生団体には追いつかれずに丁度12時頃氷ノ山(1510m)登頂。
しかし、すでに別の小学生団体に足の踏み場もなく占拠されていた、、、2組居たようだ、、、。

氷ノ山山頂 1510m 山頂広場は小学生でいっぱいです、、、。


山頂到達の喜びもそこそこに昼飯を食べる場所を探して展望台へ避難。
幸い夫婦らしき1組が2階の休憩所に居ただけなのでお邪魔させて貰い静かに昼食&休憩出来た。
汗が引いて展望台に入る風が冷たく感じられる程だった。
展望台からの眺めは少し先の山の稜線が見えるくらいで遠方はガスで見えず。

展望台から西方面 山頂から北東方面(晴れていれば大山見える筈)


十分休んで12時35分頃出発、山頂避難小屋から東尾根へ下るコースへ。
直ぐに「小学生集まれ」と聞こえたのでまさか又同じコースか?
と一瞬ヒヤッとしたが東尾根ルートは小学生には少々危険度が高そうである。
小学生団体は鉢伏ピストンルートと判断してゆっくりペースで下り続ける。

すぐに展望がなくなり結構な傾斜で下り続ける。
結局尾根以外はほとんど展望がない山である。

千本杉エリア 神大ヒュッテからの下り


神大ヒュッテ、一の谷休憩所、東尾根休憩小屋で休憩しながら下る。
東尾根休憩小屋から登山口まではほとんど木道で急坂、下りでもかなり辛いので
ここは登りには使いたくないところである。

東尾根の広い部分 東尾根のいつまでも続く木道


氷ノ山国際スキー場のゲレンデから鉢伏が見えだして2時30分キャンプ場到着。
予定通りである、あとの時間がゆっくり使える。

氷ノ山(須賀ノ山) 1510m
標高差 850m
歩行距離 : 11.8km
逆水キャンプ場 8:25 - 福定親水公園登山口 9:05 - 地蔵堂 9:53 - 氷ノ山越 10:56 - 仙谷口分岐 11:40
- 氷ノ山山頂 11:58 - 12:35 - 神大ヒュッテ 13:02 - 東尾根休憩小屋 14:05 - 東尾根登山口 14:29 - 逆水キャンプ場 14:30



まづは温泉であるが最後の下りが効いたのかしんどいので一番近いハチ北温泉に決定。
割と新しい日帰り施設の様だが建物の割りに風呂はしょぼかった。
内湯のみで窓の外は崖、窓も開かず息が詰まる感じ、600円、60コンドー。

ハチ北温泉


買出しは福定への県道に入ってすぐの酒屋とスーパーで済ませサイトへ戻るとテントが2張増えていた。
滋賀から来られたおじさん2人組、明日早朝から登るらしい。

2組しか居ないので一緒に呑みながら山の話など色々、アドバイス等も頂く。
滋賀からのおじさん達は8時就寝、その後はいつものように宴は続く。

走行距離:52km

6月28日

7時半にゆっくり起床して9時頃出発。
県道4を北上し香住を目指す、天気は最高、矢田川沿いの快走ルートをのんびり走る。
ポポンとは香住で路上解散し県道11を日本海沿いに走る。
久しぶりに走る但馬海岸の青い海と荒々しい岸壁は何度で来てもいい。

竹野海岸 切浜海岸


円山川沿いに南下して、やはりここまで来たら寄って行きたいのである。
久しぶりの円山川温泉、今日は貸切状態だった。
暑い日にいつまでも入っていたい源泉掛け流しの露天風呂に飽きるまで浸かる。
昨夜ぶよにやられてグローブ化した右手は若干小さくなった感じ。

円山川温泉 円山川温泉 源泉掛け流し露天風呂


久美浜からR312~R482と快走し、たんたんトンネルの先で「福寿水」汲んで行く。
先日も来た福寿水だが、中の像が「役の行者」なのに初めて気が付いた、今まで何を見ていたのやら。
R482~県道701~県道251~県道63と繋いで大江町に出た。
R175に入ってすぐの蕎麦屋で遅めの昼食に冷たい鬼そば食す。

福寿水の役の行者像 大江の鬼そば


その後は先日と同じ県道ルートでR173に出て道の駅瑞穂で休憩しいつものルートで帰宅。

あまり魅力を感じていなかった氷ノ山だが、兵庫の低山にはまってしまうと兵庫県最高峰の
山は避けて通れない。お勧めルートで行って見たがなかなか手応えがあり流石は最高峰。
しかし、晴れていたもののやはりガスには勝てず遠くまで展望がなかったのは残念。

走行距離:262km
総走行距離:525km