2015
2015年4月25~26日 丹波 雨石山~櫃ヶ岳、若狭 多田ヶ岳 登山
若狭 多田ヶ岳を望む
2015/4/26 撮影
4月25日
丹波の多紀アル プスに咲くヒカゲツツジを求めて東端にある雨石山に行く。
9時半出発、西谷~篠山~R173を北上、暖かく快適に快走。
雨石山の手前のコンビニで昼飯入手し小原自然公園の駐車場にバイクを止める。
目の前は墓地で水道から水が出っ放し、恐らく沢の水なのだろう、10時58分スタート。
小原自然公園にバイクを止める | 小原自然公園 |
小原自然公園の案内板によると、3つの滝と展望台、毘沙門洞から成り立っている様だ。
沢沿いに歩い行くと、一ノ滝到着、3つの祠に不動明王か何かの石仏がある。
左手にある鳥居を潜って入山する。
一ノ滝 | 鳥居から入山 |
やや荒れながらも途中には石の階段もある道を上がる。
初っ端から急登である、毘沙門洞への分岐を右へ行くと急階段の上に洞窟。
中には毘沙門天が祀ってあった。
荒れた感じの登山道 | 石の階段もある |
毘沙門洞 | 毘沙門天が祭られている |
分岐に戻って雨石山へ向う、稜線に出ると後方に展望が開ける。
稜線は岩が多く傾斜も結構あるので楽ではない。
岩区間を過ぎると自然林となるが傾斜あってやはり辛い、所々岩越えがある。
岩場の上に上がると一気に展望が開けるが鉄塔の下で電線やらで景色台無し。
その先も所々現れる岩場を越えたり巻いたりしながら進む。
大きめ岩場を越えた辺りからヒカゲツツジが見え始めた、結構咲いているが、既に散り始めでいる。
ヒカゲツツジの満開のトンネルまでは行かなかったが充分鑑賞出来た。
大岩を越える | 岩にもヒカゲツツジ |
ヒカゲツツジ | ヒカゲツツジ |
一本松のある岩場の上が630m岩尾峰の様である、岩尾峰からは大展望が広がった。
しかし、地元と思われるじじい団体に占拠されており昼飯食べる場所もなし撮影だけして先へ進む。
一旦下って登り返し、12時30分に雨石山(611m)山頂到着、景色ないが昼飯休憩する。
岩尾峰直下の一本松 | 一本松岩場から西方面 |
630m岩尾峰から雨石山と櫃ヶ岳 | 630m岩尾峰から南方面 |
630m岩尾峰から下って登る | 雨石山(611m)山頂 |
雨石山から小野峠に下るが似たような景色が続き錯覚しそうだ。最後は激下りとなり気を使う。
小野峠から帰るか検討するが、時間があるので櫃ヶ岳に行く事にする。
雨石山から小野峠に下る | 雨石山から小野峠に下る |
最後は激下りとなる | 小野峠 |
小野峠から登り返して櫃ヶ岳へ向う。一度の登り返しと思っていたが何度も上下して疲れる。
上下はしんどいが稜線からの景色もあり結構楽しんで、1時53分に櫃ヶ岳(582m)山頂到着。
山頂からは北側の景色が望める、一服休憩する。
櫃ヶ岳への稜線から南方面 | 櫃ヶ岳(582m) |
櫃ヶ岳から東へ下山し林道を歩いて宮代に下り、村中を少し歩いて小原への切り通しを抜ける。
左奥が櫃ヶ岳と思われる | 小原への切り通し |
のんびり歩いて、3時16分にバイクに戻った。
雨石山:611m
櫃ヶ岳:582m
累積標高差:800m
歩行距離:10.9km
所要時間:4:21
小原自然公園 10:58 - 毘沙門洞 11:21 - 630m岩尾峰 12:15 - 雨石山 12:30 - 12:40 小野峠 13:11 - 櫃ヶ岳 13:53 -宮代 14:35 - 小原自然公園 15:16
下山して一服後、R173を少し北上し道の駅「瑞穂」で一服。
本日はこのまま若狭へ移動して野宿の予定である。
R173~R27とのんびり走り、新たに出来た道の駅「おおい」。「小浜」に寄る。
汗を流しに小浜の温泉「濱の湯」へ。ここは初めてだが外観から温泉施設とは思えない。
大きい看板があるわけでもなく下調べなくては来られない温泉だ。
アル単だが4種類の風呂で露天にサウナ、結構滑りもあり、石鹸シャンプー有、600円、80コンドー。
濱の湯でのんびり疲れを癒し、晩飯も食べた。
道の駅で野宿も考えたが、交通量多いそうだったので、濱の湯の直ぐ傍で野宿。
トイレと水場あり、言う事なしと思ったが、夜中でも船が動き中々の騒音だった、、、。
走行距離:159.5km
濱の湯 | いつおのスタイル |
4月26日
船のエンジン音で寝不足のまま朝を向え、5時半には目覚めた、、、。
堤防にはすでに釣りをしている人の姿が、釣り人は朝早いな。
撤収してコンビニでゴミ処理と朝食。
本日は、多田ヶ岳に役の行者の参拝に行くのである。
麓の妙楽寺の駐車場にバイクを止めて、7時13分スタート。
早朝から歩くのは随分久し振りだ、まだ気温も低いが清々しい。
小浜の海辺の野宿地 | 妙楽寺駐車場にバイクを止める |
林道ゲートを開けて進む、一般ルート以外に尾根ルートあるらしいので少し探索。
どうやら随分手前を探して時間をロスしたので、素直に野代コースから山に入る
林道を進む | 多田ヶ岳登山口入口(野代コース) |
石橋を渡って直ぐに3m滝、右から巻いて上を左に渡り、しばらく行くと再び渡渉。
3m滝 | 2度目の渡渉 |
少し進むと沢から離れ、斜面をトラバースする様にルートが造られ滑落防止ロープが何十mも張られている。
ロープが終わると一面苔生した石の庭となり、役の行者の山を感じさせる。
滑落防止のロープが何十mと続く | 一面緑の石庭 |
石庭から先は時折ある案内板とテープが頼り、ルートが複雑でテープと案内なしで歩くのは難しい。
基本的には沢を遡上しているのだが、近づいたり離れたりと複雑な動きとなる。
ある程度沢を詰めると登り切らずにトラバースするルートとなる。
ここから先はトラバース地獄、歩幅あれば良い方で、ほぼずっと斜めのままトラバース箇所多数。
下は蟻地獄、滑ると復帰は難しい傾斜である、ここは行場と言って良いくらいだ。
トラバースが終わると尾根に向けての急登となり、ようやく尾根に出た。
結構疲れたので一服休憩する、尾根ルートはここに出る様だが。
尾根を進むとルートは尾根から離れ又もやトラバースルートとなる、、、。
トラバース続きで我慢の歩きをしていると、前方が崩れ右手前からロープの巻き道で迂回していく。
迂回後も尾根上を右に見ながらトラバースは続く。
多田コースとの分岐を越えても尾根には乗らずにトラバースを続ける。
多田ヶ岳直下になってようやく山頂を目指すジグザグルートになった。
多田ルート分岐 | へつり危険な箇所には滑落防止ロープあり |
ようやくジグザグ化 | もうすぐ山頂か? |
最後の急登を終えて、9時52分、多田ヶ岳(712m)山頂到着。
山頂からは360度の大展望、雲一つ無い青空だが春霞でぼやけている。
役の行者は頂上の少し北側にあるそうなので尾根を下ると、2体の役の行者と不動明王と彫られた石碑?
旅の無事を祈り早速御参り、1体の役の行者像は苔生していた。
山頂でチーカマ食べて一服休憩、熊ン蜂とミツバチ?が乱舞していて騒がしい。
参拝は済んだので下山にかかるが、登りよりも下りの方が辛いトラバースが続く。
登りで休憩した尾根で再び休憩し、沢に下り立つとほっとした。
のんびり歩いて沢で顔を洗いながら下山、12時17分にバイクに戻った。
多田ヶ岳:712m
累積標高差:750m
歩行距離:10.5km
所要時間:5:05
妙楽寺 7:13 - 野代登山口 7:40 - 488m尾根 8:46 - 多田ルート分岐 9:33 - 多田ヶ岳 9:52 - 488m尾根 11:10 -妙楽寺 12:17
駐車場の横の日陰に上手い具合にベンチがあったので昼飯食べて一服。
帰路は久し振りに周山街道を通る事にして取り合えず南下。
上着が要らないくらい気温が上昇し下はカッパ必要ない。
道の駅「名田庄」に寄ると、すごい数のバイクが集結していた。
久し振りに美山の湧水に寄る、冷えた湧水は美味い、3L入手。
道の駅「美山」にも寄り道するが、こちらも凄い数のバイクが居た。
道の駅「名田庄」 | 美山 神田の水 |
後は時間あれば温泉にでも寄って帰るだけと、大野ダムへの県道走行中にトラブル発生。
速度計が表示されなくなった事を元に、些細なミスで自損事故、、、。
幸い転倒は免れバイクに問題ないが、左足打撲裂傷で歩行困難に、、、、。
足の痛みさえ我慢すれば速度表示ないだけで問題なく走れるので走行継続。
道の駅「瑞穂」で休憩し仮治療、R173では恒例の速度取り締まり中、速度不明だが止められなかったので遅かったのだろう。
最後に西谷夢広場でコーヒー飲んで一服してから帰宅した。
昨年は時期を逃した丹波のヒカゲツツジ、今年は開花が早く満開は1週間前だったが、何とか見られた。
若狭多田ヶ岳の役の行者は地理的理由とキャンプ適地が近辺になく、今回の丹波に強引に捻じ込んだ形になった。
丹波は多紀アルプス修験道の東端なので厳しいのは分かっていたが、若狭の多田ヶ岳は
役の行者があるがそれほど厳しいとは思っていなかった。
しかし、実際には延々と続くトラバースはある意味行場、やはり役の行者の山は一筋縄では行かない。
帰宅してから、治療を続けるが、完治までは時間がかかりそうである。
一番気候が安定し気持ちの良い時期を怪我で逃すのは残念だが、仕方ない、、、。
走行距離:不明