中米編 2 1992/6/11~6/20

1992/6/11 (木) 晴 TONALA (MEXICO)

朝食はホテル隣のレストランで取る。セントロのZOCALAとサンフランシスコ寺院を見学して出発。ME190を東へ走る。途中RUINSが何ヶ所かあり、一番大きそうなMITLAへ行くが、ピラミッドのようなRUINSは見つからず寺院が一つあるだけだった。そのまま東へ進みペレンケへ行く分岐から太平洋沿いに走る。途中の町はどこも汚い印象。OAXACAからの山道は結構綺麗で景色も楽しめたが、海沿いの道はがたがた、町も道も良くない。走っていると道沿いに居る人はバイクが珍しいのか必ず”じっ~”と見る。仕事の手も止めて見る。手を振る訳でも、微笑む訳でもなくただ見るだけ。よほど変な奴に見られたのか?

本日の走行距離:296マイル
全走行距離:14428マイル
宿泊:HOTEL GRAJANDRA peso$98000


1992/6/12 (金) 晴のち雨 QUEZALTENANGO (GUATEMALA)

9時過ぎに朝食取らずに出発、ME200を東へ、国境を目指す。今日も朝から暑い。TONALAからの道は綺麗でずっと60マイルで走れた。昼過ぎにはTAPACHULAに到着、とりあえず昼飯食べる。MEXICOの保険をどうするか迷ったが面倒なのでそのままにする。レストランの人の話によると両替は国境に居ると言うのでそのまま国境へ。MEXICO出国はパスポートにスタンプを押され、カーパーミットの返却、シールを剥がすだけで終わり。

グアテマラ入国はイミグレで入国スタンプ、警察で紙にスタンプ、イミグレ手前と向かいの事務所でスタンプ、税関でカーパーミットを取りようやく終了。計Q51、小1時間かかった。走り出してすぐにチェックポイントが2ヶ所あり登録証、パスポート等チェックされた。GU1を東へ、道はがたがた、山に入ってどんどん標高が上がり、霧も出てきて視界20mとなる。おまけに小雨も降る。町へ近づくと霧はなくなった。

S.JUAN OTUNCALCOを過ぎるとダートとなった。グアテマラの道は標識がほとんどなく、セントロもどれが国道なのかさっぱり判らない。その辺の人に道を訊きながら走る。QUEZALTENANGOも人に道を訊いてセントロに到着。広場に居た人に適当なホテルがないか訊いたら、友達のホテルだと案内してくれた、何かあったらと連絡先をくれた。

本日の走行距離:222マイル
全走行距離:14650マイル
宿泊:HOTEL CUEVA DEL VIAJERO Q20


1992/6/13 (土) 晴のち雨 PANAJACHEL (GUATEMALA)

朝のうちに銀行へ行き$100両替する、T/CのBILLを要求された。ホテルで教えてもらった保険屋を探すが見つからずバイクの保険はなしで走ることにする。まずはCHICHICASTENANGOへ向かう。峠に入ると雨。山の上の町はインディオの町なんだろうか。皆民族衣装だ。

その後PANAJACHELへ、峠は大雨だった。PANAJACHELはツーリストとインディオの土産物屋ばかりだ、2日もいると飽きて来そうだ。うろうろしてると日本のナンバーをつけたスズキのSX-200を見つけた。こんなところに日本人ライダーが?とりあえずホテルを決めてバイクのあったホテルに行きレストランのお姉ちゃんに日本人のことを聞き部屋を訪ねてみると、居た居た、瀬戸さんと言う人でこれからブラジルまで行ってヨーロッパに渡り、アジア、オーストラリアと行けるところまで行くらしい。海外ツーリングは3回目らしくここへは2回目だとか。晩飯を一緒に食べ少し酒を飲んで色々話をする。久しぶりに日本語を話した。明日はアンティグアへ行くとか。パナマまではほとんど同じルートなので、又どこかで会うだろう。

本日の走行距離:84マイル
全走行距離:14734マイル
宿泊:HOTEL SANTA ELENA Q12



1992/6/14 (日) 晴一時雨 ANTIGUA (GUATEMALA)

PANAJACHELを9時過ぎに出発しANTIGUAへの最短ルートを通る。GU1に出るまではダートと舗装が半々の酷い山岳路で酔いそうに成る程酷かった。やはり標識がなく何度か道を訊きながら走る。さながら人間標識、でも皆ちゃんと教えてくれる。ANTIGUAは小さく静かな町。2階建て以上の建物は教会くらいの低い町並み。道路は石畳だが平らなものではなく大きい丸い石だ。何故か緑が広場にしかないのでどこにいても同じ風景。メキシコも同じく緑は街中には無かった、花も少ない。ここにZENという日本食レストランがあったので昼夜と食べた。夜に瀬戸さんと再会した。また、スペイン語を習っている外国人(日本人も)が多いようだ。

本日の走行距離:69マイル
全走行距離:14803マイル
宿泊:HOTEL PLACIDO Q40(2泊分)



1992/6/15 (月) 晴/雨 ANTIGUA (GUATEMALA)

本日は休みにした。昼を外に食べに出た以外はホテルに居て読書をしていた。もうこの町に飽きてしまった。町を見るのは半日もあれば充分、静かで平和なので落ち着いてスペイン語を習うにはいいと思うが。夜は日本食のZENへ行く。海老玉丼を注文すると皿で出てきた、味はやはり日本人が作っているのではないようであった。明日はグアテマラシティでタイヤとチェーンの交換をしないと。

本日の走行距離:0マイル
全走行距離:14803マイル
宿泊:HOTEL PLACIDO Q0


1992/6/16 (火) 晴/雨 GUATEMALA CITY (GUATEMALA)

朝はゆっくりして出発、今日はグアテマラシティまでの40km程なので急ぐ必要はない。グアテマァシティは結構広く、セントロ付近はタイのチャイナタウンのような感じがする、看板が多くごちゃごちゃしている。チェックしておいた宿が見つからず、目に付いたペンションに決定。その後バイク屋をチェック、タイヤ、チェーンを探す。タイヤはヨコハマしかない、チェーンはダイドーの普通の物しかなかった。宿で日本人に会った。村山君と言う人で25歳、5年海外を回っているそうだ。バングラ1年、インド1年、アジア、北米、メキシコ、グアテマラだそうだ。夕食は彼と一緒に中華を食べに行く。

本日の走行距離:47マイル
全走行距離:14850マイル
宿泊:PENCION MEZA Q25


1992/6/17 (水) 晴/雨 GUATEMALA CITY (GUATEMALA)

朝からSUZUKIのバイク屋へ行き、リアタイヤ、オイル、フィルター交換をする。結局ヨコハマに交換した。ホテルへ戻ってから前ブレーキパッドの交換。夕食はホテルで食べた。

本日の走行距離:6マイル
全走行距離:14856マイル
宿泊:PENCION MEZA Q25


1992/6/18 (木) 晴/雨 SAN SALVADOR (EL SALVADOR)

ホテルで朝食を取り9時半頃出発。グアテマラ市内は思ったより早く抜けた。国境を目指して走るが12時頃には着いてしまったので、もうエルサルバドルに入国することにする。国境は40分ほどで通過出来た。国境で日本人に会った。海外協力隊の兄ちゃんで91年のDR350を持っていると言っていた。グアテマラ出国Q25、エルサルバドル入国にC108掛かった。SANTA ANAにも随分早く着いたので一気にSAN SALVADORまで来てしまった。首都だけあってでかい町だ。セントロを目指しているとTS-125に乗る地元の兄ちゃんと友達になって目指すホテルまで案内してもらった。お礼にスズキのトレーナーをあげた。この国ではSUZUKIが走っていると言うことはOリングチェーンが手に入るかも?やはり予備にローラーチェーンは不安である。

本日の走行距離:151マイル
全走行距離:15007マイル
宿泊:HOTEL IMPERIAL C30


1992/6/19 (金) 晴 SAN SALVADOR (EL SALVADOR)

朝から昨日チェックしておいたバイク屋を回りOリングチェーンを探す。3軒回るが見つからず、4軒目のACC shopで紹介してもらった店でようやく発見。持っていたローラーチェーンを売り、Oリングチェーンを購入、コマ落しを頼むと別の店を紹介されて6軒目にしてようやく求める物が手に入った。4時頃に昨日の兄ちゃんがホテルに遊びに来て周囲を案内してもらった。

本日の走行距離:13マイル
全走行距離:15020マイル
宿泊:HOTEL IMPERIAL C30


1992/6/20 (土) 晴/雨 TEGUCIGALPA (HONDURAS)

朝はホテルで取り9時頃出発、一路東を目指す。サンミゲルに着いたら11時だったのでこのままホンジュラスに入国。国境越えの面倒な手続きはいつものようにそこら辺の少年が小遣い稼ぎに手伝ってくれるので少しは楽だが、エルサルバドル出国はやたら面倒くさく、ホンジュラス入国もあちこちでスタンプを貰わねばならず大変。その都度支払いをせねばならない、まとめて払わせてほしいものだ。ホンジュラス入国時は兵隊みたいなのがパスポートを荷物のチェックを偉そうな態度でしていたのがむかついた。テグシガルパへ向かう途中に大雨にあう、久しぶりに思いっきり濡れた。テグシガルパは結構店が多い、街中では車のクラクションがうるさい。レストランの店員の愛想が無かった。

本日の走行距離:220マイル
全走行距離:15240マイル
宿泊:HOTEL FORTUNE L16