2007年12月27~2008年1月5日 九州ツーリング



久しぶりに冬の九州へ行きたくなった、10年振りの冬九州である。

12月27日

定刻より30分遅れの11:15分、六甲島出港。客はそんなに居ないがコンテナが多いようだ。
風呂も空いている。ビール
1本と酎ハイ飲んで就寝。

12月28日

大分に到着するとすでに降っている、雨の中出発、少し南下してR210に入り一路西へ。
さほど強い雨でもなく湯布院の道の駅で昼食。しばらく走ると止んできて晴れ間も出だした。
途中いくつもある温泉に寄りたい気がしたが、出発が昼前で到着時間が読めないのでパスした。
このまま晴れるかと思いきや、うきはでまたぱらつく。しかし、その後は大きな崩れもなく。
久留米に入って
MAXVALUEで買い出しした。渋滞と低速車で佐賀市抜けるのに時間がかかる。
佐賀市から県道
22R34~県道48経由だがどこも車多くペース上がらず。
小城から
R203に入り途中バイパス経由して唐津に着いたら8時を回っていた。
目指す
3本松キャンプ場は少し探したがすぐに見つかった、ここは時々車が通るが十分静か。
街灯、トイレ、水あって問題なし。目の前海で時々電車も見える。今夜は暖かく裸足でも十分暖かい。

10時前に長崎から迎撃に来てくれたコガオが到着、1時頃まで飲んで就寝。

走行距離:244km

唐津の三本松キャンプ場、土俵があった、、、。 コガオ、長崎から迎撃してくれた。


12月29日

8時半まで寝ていた、近くの土産物屋で朝食取ってコガオとはここでお別れ。
唐津から
R204を呼子へ行き半島を1周し伊万里から武雄へ行く。
温泉に入ろうか迷うが時間が押してるので今回はパス。楼閣のみ撮影して先を急ぐ。
国道、県道折り混ぜながら山鹿へ。行きたかった桜町温泉に入るためだ。
かなり鄙びた感じで
150円。ナトリウム泉の湯は3種類の温度の湯舟あり中温が良く温まる。80コンドー。
時間はすでに
4時である。今日は天草までなんとか行きたいので山鹿から県道で海に出て南下する。
相変わらず九州の車は遅いのでなかなか先へ進まない。
温泉が併設されている道の駅有明までなんとか辿り付き、温泉の上の丘にある公園で野営。
温泉まで歩いてすぐなのが嬉しい。ようやく落ち着いて温まってビール。疲れた一日だった。風が強くてテントが飛びそうだ。


走行距離:310km

唐津城 武雄温泉の楼閣
山鹿温泉 桜町温泉、古き良き銭湯風 山鹿温泉 桜町温泉



12月30日

強風で寝たのかどうかよくわからないまま朝6時半起床し準備。出発直前に雨となり最後にテントが濡れてしまった。
8時前に出発。本渡で朝食とガス補給。雨が降ったり天気になったりややこしい天候である。
1
周しようかと思ったが目の前の空が真っ黒なので南下することにする。
R266
を途中で曲がるつもりが下まで来てしまい、海沿いを走って大江天主堂を見に行く。
撮影だけして元来た道を戻り牛深へ。フェリー乗り場へ着くと出港
30分前。

天草の大江天主堂 天草から鹿児島へ渡るフェリー


福岡ナンバーのバイク3台組が居た。荷物ないので日帰りかと思ったが、聞くと
2泊とか。
天草と、これから吹上で泊まって帰るらしい。ともあれフェリー代
1330円を払い船上の人となる。
フェリーが鹿児島に着くとすでに雨。しかも霰混じりで風も強い。耐えて走ってまずは川内高城温泉を目指す。
到着すると雨は止んでいるが少しぱらついて来たりもしている、しかしせっかく来たので共同湯に入る。
商店の奥に有るここもかなり鄙びた佇まい。湯は硫黄臭もありかなりの泉質、
200円払って90コンドー。

川内高城温泉 共同湯 内風呂は綺麗な湯である(因みに脱衣場は湯舟の横側)


再び走りだすがやはり強風にあおられ辛い。吹上~枕崎~開聞と雨と強風の中を走り長崎鼻で写真だけ撮って指宿へ。
テントも濡れているし今日のキャンプは諦め指宿駅の観光案内所で民宿「千成荘」を紹介してもらう。
夕食は準備できないらしく朝付き4800円。源泉かけ流しの風呂付き。主人に聞くとそばの元湯より泉質はより塩っぱいようだ。


長崎鼻から見た開聞岳 民宿 千成荘(内湯は源泉かけ流し)


晩飯は近くの居酒屋「ひろみち」に食べに行く。たまたま隣で飲んでた人がスーパーシェルパ乗りの大阪のライダーだった
(バイクのジャケットらしいのを着ていたので聞くとやはり)ので色々話して盛り上がる。
昨日は大泊でキャンプしたらしく色々情報入手。やはり本場は焼酎が安くて種類も多い、
濾過していない生焼酎と言うのを初めて飲んだ、料理も旨かった。


走行距離:297km


12月31日

6時過ぎに起きると雨が、、、。とりあえず朝風呂に入る。朝食済まして8時には出発。
まづは池田湖へ向かう、池田湖に差しかかると虹が架かっている、見たのは何年振りやろ。
県道17を北上し知覧へ。行って見たかった特攻平和会館を見学するためである。
着いた時には霰が降り路面がつるつるに、、、。大晦日やしやってないかと思ったが開いていた。
特攻隊員の遺書を読んでいたら目頭が熱くなってしまった。特攻で亡くなった人は勝てない戦争の最後の悪あがきの犠牲の様である。



あまりゆっくりもしていられないので語りべの話は最後まで聞かずに出発。
県道
23R226で鹿児島へ向かう。雨が降ったり止んだりしているのは相変わらず。
海沿いにずっと走って垂水の海潟温泉 江の島温泉へ行くが今日は休み、仕方ないので先へ進みまさかりのテイエム牧場温泉に入る。
見たことのないような茶緑の湯は感動的。堆積物も多く異様な湯舟だが湯温が少し低く十分温まるには時間がかかる。
入園料
33085コンドー。鹿屋でラーメン食べてさらに南下。



佐多の
Aコープで買い出し中浜松ナンバーのR-GSさんと会う。彼も大泊でキャンプのようだ。
そして大泊
キャンプ場へ着くと思った以上に多くのバイクが居る。
テントを張っていると知らない人が電話を持ってきて変わってくれという?、出ると、しめ
Gさん!だった。どうやら知り合いらしい。

ギター演奏の始まり 宴会中
鍋ご馳走になりました 牡蠣到着!



夜の宴会は毎年年越しているというさっきのしめGさんの知り合いのお誘いも有り、ライダーが15人?
で鍋に牡蛎にと盛り沢山で一杯ご馳走になった。かなり酔っ払って日付変わってなんとか自己格納。

走行距離:236km


1月1日

目覚めたら8時半、準備して出発したのは10時だった。少し北上して県道74に入る。
少し高い所に来ると今回
3度目の虹を見た、開聞をバックに海上にかなりでかい虹だ、凄い写真が撮れた。

佐多岬の大泊キャンプ場 サイトは芝、風強い、、、。
佐多から開聞岳を望むと虹が、、、。 虹全景、一部しか見えないがかなり大きい。


しばらく走るとが雨が雪となってきた。道も白く成って来たので危険を感じて元来た道を引き返す。
かなり気温低く手も足も冷たい。根占から
R448に入り東へ向かう。途中の峠ではまた雪、辛さを耐えながら走るのみ。
太平洋側海岸へ出ると晴れてきた。途中何もなく志布志まで一気に走り、都井岬を見て日南まで走った。

都井岬灯台、内部見学可能だが入門するだけで有料! 都井岬灯台から日向灘を望む


猪崎鼻公園がよさそうなのでチェックするとトイレ、水あり、しかも芝、十分である、他にもキャンパーが居る。
とりあえず風呂に入りたいので町でガス補給時に尋ねると簡保の温泉があるという。
行ってみると
4時から6時は日帰り入浴できないようだ。買い出しに行こうとスーパー探すがどこも休み。
コンビニで酒だけ買って簡保に戻り
30分ほど待ってようやく入浴。
十分温まって公園に戻りテントサイトでなくより広く明るいすぐ下の広場に設営。
トイレまでもテントサイトの
50mほどだ。今夜は風もなく満天の星空。
朝はかなり冷えそうな予感のまま就寝。

走行距離:261km


1月2日

7時に起きて朝食にラーメン、出発準備していると男性に話し掛けられる、どうやら上のキャンプ場にいるライダーのようだ。
大阪の人で今日は枕崎の公園まで行くらしい。出発は
9時になった。天気はいい。
とりあえずコンビニでコーヒー飲んで鵜戸神宮に初詣に行く。本殿が岩の洞穴にある変わった神社だ。

猪崎鼻公園 鵜戸神宮
鵜戸神宮 御池、後ろは高千穂岳?


その後宮崎まで北上し
R10を西へ走る。直接えびのまで行くのもつまらないので途中で県道29を左折し霧島を目指しバードラインを走る。
霧島神宮付近では渋滞に巻き込まれるがすり抜けして通過。
2時頃黒豚レストランで遅めの昼食、黒豚かつ丼食す、なかなか旨かった。
県道50を北上して吉松温泉へ向かう、目的の前田温泉は目印わからず通過してしまったのですぐ先の城山温泉を目指す。
行ってみると満員、ガキが大勢、止めようかと思ったがせっかくやし待って入ることにした。
300円を隣の民家に払い入る。湯は有馬の金泉のように茶色で堆積物がすごい足を怪我しそうなくらいである。
あまり熱くなかったが湯ざめしない良い湯だった、90コンドー。


城山温泉 内湯に凄い堆積物が、、、。


後は人吉に行くだけだ。時間も4時半いい時間だ。トンネルを超えると熊本県、峠に雪が急に増えた。
人吉クラフトパークでサイトチェックして受付(今回初めての有料
420円)する。
すぐ近くのジャスコで買い出しし、同じ敷地内にある神城温泉へ。
500円だがいろんな種類の湯舟がある、だが露天は循環塩素臭きつい、75コンドー。
サイトに戻ってテントを張る準備しているとバイクが来た。外に張った様だが話すと大阪のスーパーシェルパとか、今回2台目。
寒さはそれほど感じないが手足が冷たく痛い。今夜は炊事場内にフライなしで張った。
焼酎飲んでるとシェルパ兄ちゃん来たのでしばらく話す。年越しは奄美だったらしいが天気悪かったようだ。


走行距離:222km


1月3日

8時半に出発し人吉元湯へ。外見は風情あり良い感じ、200円払い入湯。湯温も丁度で85コンドー。


生き返ってコンビニで朝取ってから出発。
R219~県道27R3と北上する。
道の駅たのうらで休憩すると、ハーレーと
w650のおじさんに声かけられ色々語らう。
日奈久温泉に入るかどうか迷ったが今回はパスしてR3を離れ県道338で熊本へ向かう。
再び
R3R57と走り適当なラーメン屋で昼食。熊本とんこつラーメンはなかなかいける。
R57での阿蘇への道はやはり渋滞、ずっとすり抜けモードで赤水まで来てそこからは裏道へ入り内牧温泉へ。
雪がかなり積もっていて道端にも残っている。内牧で泊まって田町温泉にでも入るかと思ったがまだ1時半温泉はパスして先へ進むことにする。
雪を被った阿蘇はなかなか荘厳、春に通った県道
131をトレースしながら東へ向かい長湯温泉に寄る。


がに湯へ行くが湯温低くて入れない。また春のルートで県道
412で大分方面へ。
コンビニで買い出しして来たときに通った
R210に入って西へ。
県道
51を右折してまずはかいがけ温泉の場所を確認して志高湖へ行く、が受付もレストハウスも閉まっている。
とりあえずキャンプサイトへは入れた。炊事場とトイレ確認してかいがけ温泉に戻り温泉に入って生き返った。
志高湖に戻り屋根の有る炊事場に設営。電気なく街灯のみ。風が少しあるがまだまし。

走行距離:280km


1月4日

7時起床。夜中に目覚めてから寝つけずどのくらい寝たのか良くわからなかった。
出発は
9時、別府の坊主地獄近くのコンビニで朝飯。その後鍋山の湯へ向かう。
ダートの始まり地点に案内看板あり分岐を右折。しばらく行くと車の止まっている広場がある。
見たところその先もバイクで行けそうだったので進む。途中少し石の多い所と川越えあったが荷物満載の
Fでも問題なし。
行ける所まで上がると丁度鍋山の湯の前、先客2人居たがもう帰る所だった。
黒い湯で湯温は適温。上にもあるようなので行ってみる。泥湯だ、湯温がちょっと低いので鍋山の湯だけ入ることにする。
野湯とは思えない岩風呂が作られ水と湯が適温に注がれている。かなり手が入っていて人工の野湯という感じ。
家族連れや若い女の子2人組等も来ていて野湯とは思えない。だがお湯は良かったし景色も良い、
90コンドー。
上まで来てしまったので反転に苦労したが何とか降りてきた。やはり荷物満載で来るところではないと実感。

鍋山の泥湯 鍋山の湯(色は黒)
奥の方に泥湯 奥の方に鍋山の湯


へびん湯へも向かうが途中のコンクリ舗装の上りがいかにも凍結していそうだったので引き返した。
その後特に目的なく
R500~県道616で湯布院へ行く、峠は何箇所か凍結しており気をつけながら走る。
湯布院はあまりの観光客の多さにそのまま通過。県道
11で別府に戻った。

由布岳、一見日本でないような風景。 別府温泉、竹瓦温泉


12時を回ってどうしようか思ったが時間あるので竹瓦温泉へ行く。10年振りの建物は変わりなく入湯料100円払って入る。
特に特徴ないようだが加水のみのかけ流しはよく温まる。85コンドー。
その後大分へ向かう王子温泉へ行くとまた休みだ。なかなか入れない温泉である。
近くのジョイフルで昼食取ってダイヤモンドフェリー乗り場へ行き受付済まして最後の湯に乗り場近くの新湊温泉へ。
いつ来てもいい湯である。ゆっくり温まる。オーナーのおばさんと話をすると敷地の地下深くから
30年間出ているとか。
捨てる湯は下水に流し月に
20万くらいかかると愚痴っていた。

大分ダイヤモンドフェリー乗り場傍の新湊温泉 どう見てもモール泉だが、、、単純泉と。


3時半頃乗り場に戻るとすぐに乗船。本日は2等満席らしくかなりの人。
普段は客室ではないレストランや喫煙スペースまで畳敷きの部屋と化している。
帰りは小部屋で指定席、しかし行きは付いていた毛布は有料、これは眠れそうにないな。
それでも本日
4度目の風呂入ってビールは欠かせない。

走行距離:95km
総走行距離:1960km

10年振りの冬の九州、暖かさを求めて来たのだが、雨、雪、強風と寒気にやられた日が多かった。
だが後半は天候に恵まれて寒さは仕方ないが概ね満足のいくツーリングであった。
入れなかった温泉が未だ多くあるのが今後の課題である、、、。