2008年8月8日~17日 東北ツーリング



久しぶり、と言っても2年ぶりか、今年の夏は東北へ行くのである。

8月8日~9日

夜8時過ぎに出発。高速を一気に北上する。
名神の多賀SAで休憩しようと入る直前に突然雨が降り出す。
だが、雨を見越してカッパを着ていたので問題なし。
北陸道に入りさらに北上する。入善PAで仮眠を取って米山SAで朝食。
日が昇って気温も上がりだし暑くなってきた。
終点の中条で高速を降りて県道3~R345を海沿いに北上する、時間は8時だ。
山形に入り笹川流れを通過したのは10半頃だった。
まずは、今回の旅の目的の一つ、羽黒山五重塔を見に行くのである。

鶴岡に入って県道47で羽黒山を目指す、到着したのはちょうど昼頃。
町の入り口に大きな鳥居があり、出雲と同じだ。道路の両側に宿坊が並ぶ雰囲気は高野山風。
五重塔のある出羽三山神社入り口にバイクを止め徒歩で五重塔へ。
見物客もそこそこ居る、かなりマイナーな所だが思ったより人が居た。
石の階段をずっと下りて暫らく歩くと見えてきた、来て見たかった五重塔。
現在の塔は約620年前の建立ということだが、歴史を感じさせる重厚さがある。
最初の塔は1050年前に平将門が立てたとか、、、。

出羽三山神社入り口 羽黒山 五重塔


さて、今日の目的は果たしたし後はただひたすら走るだけだ。
県道46~R345を北上する、右手に鳥海山が見え爽快に飛ばせる気持ちの良いルートだった。
道の駅鳥海で昼飯、冷やし中華そば?を食べた。
どこまで行こうか迷ったが、時間的に男鹿半島まで何とかなりそうなので走る事にする。
だが、眠気に襲われ秋田手前のコンビニで仮眠を取った。ちょうど影のところにベンチがあったので使わせてもらう。
復活したところで、男鹿へ向かう。気持ちの良い日本海沿いを走って大潟村の南の池公園キャンプ場へ。
5時半頃到着、広い草地のサイトにはすでに何張りかテントがあった。無料で炊事場、トイレもある。
池側の道に近い所にテントを張って、温泉へ。5分とかからない所にあるボルダー潟の湯だ。
ナトリウム-塩化物強塩泉となっている、少し滑る茶色の湯は塩味がする。
加熱循環の様だが、300円で石鹸、シャンプー付きなら文句はない、70コンドー。
上がって近所のAコープで買出ししてサイトに戻り、今日は大人しく早めに就寝。

走行距離:985km

大潟村 南の池公園キャンプ場 公園にある蓮の池


8月10日

7時半頃出発し海沿いR101を北上する。本日の目的地は青森最高峰の岩木山である。
なかなか時間がなくては来れないところである。
道の駅深浦で山頂で食べる昼飯用におにぎりと焼きイカを購入しておく。

R101からの風景 ここら辺ではイカは欠かせない



鯵ヶ沢から県道3に入り南下、津軽岩木スカイライン(1000円)で岩木山8合目まで行く。
途中にあるぶなの湧き水は枯れていた、飲みたかったのに残念だ。
9合目まではリフト(往復800円)を利用する。歩いてもいいが時間短縮のためだ。
9合目からは歩きである、観光地のため相変わらず軽装、家族連れが多い。
山頂までは結構ガレていてかなり急な登りもあった。山頂の1625mには30分で到着。
期待していた景色は曇っていて見えず、、、。登ってきた駐車場方面のみ何とか見えた。
昼飯食べて大休憩取って下山、下りは20分だった。
11時半に到着して駐車場に下りて来たら1時だった。

岩木山 山頂まではかなり荒れていて急 岩ごろごろの岩木山山頂 1625m
駐車場方面だけ見えた 8合目駐車場


その後、岩木山を左周りに周回する県道30を通って北上。
北海道まで行かなくても充分と思える長い直線路を走って十三湖を通過。
津軽半島の竜飛崎を目指す。海沿いに北上して岬に行くのは初めてである。
眺瞰台で一服して竜飛崎へ、ここへ来るのは10年ぶりだ。
前はなかった?と思われる階段国道のでかい看板が目に付いた。

R339 龍泊ラインからの眺め 眺瞰台から竜飛崎方面を望む



太平洋沿いにR280を東へ走り、県道14~12~R339で金木町を目指す。
本日の宿営地は芦野公園オートキャンプ場である。芝のサイトにバイクは横付け出来る。
トイレ、炊事場はもちろんごみも捨てられるのに、ただである。
金木町さん太っ腹で気に入った。テント張って温泉へ行く。
街中に金木温泉とあるので行ってみるがどうやら休業中、近くにいたおばさんに付近の温泉を聞いて向かう。
山の中腹にあるお城を目指せ、と言われたが、お城はすぐに見えてきた。
行ってみると、何らや怪しいぞこれは。小田川温泉とあるが、マップルには載っていない。
ここの経営者は選挙の時によく立候補する、かの有名な羽柴秀吉氏ではないか。
ここが地元だったのか、敷地内には色んな建物がある、科学技術省とか、、温泉の建物は一応
ホテルであるが国会議事堂そのもの、中には羽柴氏のポスターがあちこちに。
温泉は緑茶色?のナトリウム塩泉?かけ流しとなっていたが分析表なかった。
350円で石鹸、シャンプーはなし、70コンドー。

金木町オートキャンプ場 小田川温泉



サイトへ戻る頃にはすでに日暮れ、だが驚くほど綺麗な岩木山の姿が見えた。
まるで水墨画の様な美しい山の姿に感動したのであった。
コンビニで買出ししてサイトに戻り暫らく外で飲んでいたが、あまりに寒いので
早々にテントに入り早めに就寝したが、地元の若者が花火して騒いでうるさかった。

金木町から岩木山を望む 夕暮れに浮かび上がる岩木山


走行距離:384km
総走行距離:1369km

8月11日

県道36で五所川原に出て十和田神社を目指す。ところが、見つからない。
何度か人に聞いて1時間くらいかかって何とか到着。
十和田霊泉を汲むのがここへ来た目的である。ここの湧き水は冷たくておいしい。

次は温泉だ、ルート上にある三内温泉へ向かう。
R7の渋滞を避けて平行している県道を走り、霊園を抜けてすこし迷って到着。
すでに暑いのでどうしようかと思ったが、温泉入ればさっぱりするのでやはり入湯。
どう見ても源泉かけ流し、乳白色の湯にぬめりありの塩味硫黄臭の温泉なんて初めてだ。
石鹸、シャンプーはなし、350円?90コンドー。

十和田霊泉 三内温泉


R7~R4とバイパスを通って下北半島の根っこの野辺地へ、R279を陸奥湾沿いに北上する。
昼食は道路沿いのラーメン屋「白樺」でほたてラーメンを食す。
麺は特注細ちぢれ麺、だしもホタテから取ったというラーメンは美味しかった。

むつから更に陸奥湾沿いに西へ走る。港に自衛隊の船のようなものが見えたので寄って見る。
こんなところに基地があったのは知らなかったが、護衛艦のような船や他にも何隻か停泊していた。
一服して再出発。初めて走る県道46を北上し大間崎へ。

大湊の海自基地 大間崎、この後女の子の手からイカがウミネコ?に奪われる



大間崎へは5年振りか?何にも変わってない。写真取って本日の宿営候補地を目指す。
下風呂温泉に入りたかったが、時間的に難しいので次回にしよう。
R279を東へ走りむつへ、考えていたキャンプ地のむつ矢立温泉キャンプ場は前面綺麗な芝である。
温泉のおばさんと話すと昨日近くに熊が出たと言う、更に芝生を焼くようなストーブ使用禁止やら
ごみ出すなやら、キャンプして欲しくないオーラ出しまくりである、気が悪くなってきたので
ここでのキャンプは止めて薬研に向かうことにした。
県道4を走り恐山をかすめ、途中の恐山冷水はもちろん確保しておく。

ここも5年振り?の薬研キャンプ場は結構空いている。
露天の野湯へ行きたかったが、頭を洗いたいので「あすなろ」という食堂の温泉へ。

サイトに戻り暇そうなドカ乗り親父と話していると、食材が余っているので一緒にどう?
と言うのでご馳走になることに。温泉で一緒だったKTM乗りの兄ちゃんも誘って
生うに、イカ、マグロ、カンパチ等、旨い刺身をご馳走になり適当に飲んで就寝した。

走行距離:367km
総走行距離:1736km

恐山冷水 薬研キャンプ場 隣りは偶然F-GS


8月12日

昨日入らなかった「河童の湯」に朝から入りに行く。
適温で気持ちよい、あぶの屍骸が大量に浮かんでいたのは残念だったが。
特に特徴のない湯だが、川沿い露天で景色よし、85コンドー。
その後、海沿いにR279を南下し県道266を東へ折れて尻屋崎へ向かう。
灯台周辺には馬が多くいて元気な子馬が走り回っていた。

河童の湯 尻屋崎


県道248~R338と東海岸線に沿ってずっと南下する、曇っていて寒い。
小川原湖まで来たところでカッパを着込む。
R394に入って西へ向かう、マップルで偶然見つけた東北温泉へ行って見る。
案内には黒湯とあるが、入ってびっくり。ここまで黒い湯は初めてである。
少し滑りもあり、かけ流しも嬉しい。これで270円。85コンドー。
丁度昼時だったので、温泉施設の2階にある食堂で冷しそばを食べた。

R394を更に西へ、田代平高原を越えて田代元湯を目指す。
目印となる工事中の看板があり入り口はすぐにわかった。
進むとすぐにダートとなり田代元湯へ行く人のための専用駐車場に止めて徒歩で向かう。
真直ぐに谷へ降りる道を進むと、元湯への看板があった。
そこからは山道となる、川にかかる仮の橋を渡り、今にも落ちそうな怖い橋を渡ると到着。

田代元湯は目の前だが、橋が怖すぎる、、、。 源泉垂れ流し状態の田代元湯の超熱い湯



元は旅館だったらしいが、温泉だけ滾々と湧き出し有志によって管理されているらしい。
5つくらいある湯船のうち入れるのは1つだけだったが、充分である。
アブも蜂もおらずラッキーだったが、お湯が熱い!50度近くはあるんではないか?
何とか我慢して限界まで耐えて入浴、身体が真っ赤になってしまった、、、。
とにかく目的達成、来た道を戻る。駐車場まで20分ほどだった。

時間が早いので八甲田山雪中行軍遭難の地へ行って見る。
立って凍ったまま発見されたと言う兵隊さんの像があった。
その後、昨年リニューアルオープンしたと言う酸ヶ湯のキャンプ場を見に行く。
以前の入り口がなくなり車でサイト横まで入れる様になっていた。
広いフリーサイトは気持ち良さそうだが、料金は1000円と3倍になっていた。
その後、地獄沼、まんじゅうふかしと行って、次は3湯目となる筈の「タヌキの湯」だ。

R103を少し北上し県道122へ入るといきなりダートとなった。
10km程ダートが続き下湯ダムに着いたところで舗装路になった。
タヌキの湯は川の少し上流にあるようだが、とりあえず橋のたもとの公園の駐車場に止めて探す。
うろうろした後発見、きちんとした湯船が作ってある、お湯は張ってある様だがかけ流しはされていない。
溜めてあるだけか?それにしてもすごい藻である、おそらく長い間掃除されていない様子。
あまりの様子に入る気にはなれず、泣く泣く断念した。
周辺の壁の脇からは何箇所も湯がどんどん出てきていて湯気がものすごい事になっている。
溜まっていれば入れるのだが川に流れ出ているだけ、もったいない。

酸ヶ湯温泉のすぐ先の地獄沼、まんま温泉なので入れないことはないが タヌキの湯、黒く見えるのは藻の様だ、、、。



そろそろ夕方なので買出しに青森市内へ向かう、R7バイパスに程近いスーパーで買出しして
R103を酸ヶ湯方面へ南下。今日の宿営地モヤヒルズキャンプ場へ向かう。

青森で一番綺麗なキャンプ場と言われるだけのことはある。しかも500円、炊事場にはガスコンロまである。
テント張って場内の温泉(350円)に入る、湯船は茶色に変色しているが温泉の感じがしない、ただのお湯かも?

モヤヒルズキャンプ場、朝靄に包まれる



他にバイクは2台だけ、少し話したが今夜は独り呑みして露が酷くなって来たので早々にテントに入り就寝。

走行距離:274km
総走行距離:2010km


8月13日

朝5時に起床したが、モヤヒルズと言うだけあって靄が酷い。テントが乾かないうちに撤収して走り出す。
今日は八甲田山に登るつもりなので乾かしている時間はないのである。
酸ヶ湯の駐車場にバイクを止め登山準備して、いざ出発、時間は8時半。

大岳頂上まで約3時間くらいらしい、仙人岳経由で上り毛無岱に下りるルートで行く。
仙人岳付近まではただただ上り、途中地獄谷の湧き水で顔を洗ったら硫黄の味がした。
どうやら水に硫黄の成分が溶け込んでいるようだ、と言うかこれは温泉そのもの。
薬研で一緒に呑んだ人が八甲田山は笹ばかり、と言っていたがまさにその通りだった。

登山路から南方面を望む 仙人岳


仙人岳付近に来ると少し湿原を歩き最後に一気に200m登る、これが結構きつい。
頂上には10時半に到着した、あいにく曇っていて景色が見えない。
途中は良く見えたのに残念である、少し早いが昼飯におにぎり食べてから下山開始。

八甲田大岳山頂 1584m 毛無岱の湿地帯



毛無岱付近は湿地帯でずっと木道が続く、平地なので楽だが木道はあまり好きではない。
酸ヶ湯へ下りるのも木の階段がずっと続きいい加減疲れてくる。
木道階段が終わってからはなだらかにアップダウンして酸ヶ湯温泉に到着、12時半。
全工程で4時間の登山だった、頂上からの景色はなかったが湿地帯も楽しめ楽しかった。


酸ヶ湯温泉 酸ヶ湯駐車場から、真後ろが八甲田大岳


とにかく、汗を流したいので酸ヶ湯温泉に入る、いつ来てもいい湯である。
山から下りたらそこが温泉、しかし、600円は青森では取りすぎ、80コンドー。

さて、残すはもう一つの野湯である。秋田まで行かなければ。
ゆっくりしていたので出発は2時を回っていた、R394~R102~R454~R7を南下し道の駅碇ヶ関で休憩。
駐車場にダカールとライダーを発見。暫らくするとその人が来て少し話すと、福島のいわきから
来ているそうな、なんと日帰り?1日にどれくらい走れるか試してみたかったとか、、、。

R282を南下し秋田の小坂町に入った、目指す奥八九朗温泉はこの近くの筈。
濁川集落から脇道へ入り暫らく行くと、「奥八九朗温泉」の看板があった。
その先は林道となり案内に従い3kmほど行くと突然現れた、何度か写真で見た光景が。

異様な感じの温泉がいくつもある、一番大きい湯船はまるでジェットバスのように
泡がどんどん吹き出してきている。これはすごい、見たことのない光景にしばし唖然。
しかし、バイクを止めるとほぼ同時に蜂とアブが数多く寄ってきた、、、。
蜂は別にいいけど、アブは刺すから嫌やなぁ、、、だがそんなことは言っていられない。
目前にあるこの神の恵みに入らない奴はいない、虫は無視してとにかく入る。
最初は熱いと思ったが、実に適温である。野湯が適温でジェットバス状態、これはたまらん。
しかし、顔に寄って来る蜂とアブもたまらんようになってきた、ゆっくり入れない。
だんだん鬱陶しくなってきたので上がる、身体拭いている間もアブが刺しに来る。
攻撃に耐えながら服着て出発、奥八九朗温泉はまさに蜂苦労温泉だった、、、。

奥八九朗温泉、泡がぶくぶくしっぱなし 奥八九朗温泉


後は野営地に行くだけである。その前に山さんが近くまで来ているらしいので合流しないと。
ここから20kmほど南下した「道の駅かづの」で待ち合わせである。
いいペースで走って道の駅に着くと、山さんすでに到着。
久しぶりの再開である、今年の春の四国林道以来か。
近くのスーパーで買出しして今夜の宿営地である秋田八幡平の後生掛大沼キャンプ場へ急ぐ。
オートキャンプ場風の作りで区画分けされている、500円でごみ捨てOK、歩いて温泉もあり。
テント張って隣りの大沼温泉へ行くとすでに8時前だがぎりぎり入れた。
単純泉で特に特徴はないが走った後の温泉はやはり気持ちよい、500円、70コンドー。

サイトに戻って宴会開始、山さんが新兵器でパンを焼いてくれた。
標高のせいもあるが寒くてランタンで暖を取りながら宴会。
朝早くからずっと動きっぱなしで少々疲れた、日付変わるまで呑んで就寝。

走行距離:158km
総走行距離:2168km


8月14日

朝から雨が降り出した、通り雨かと思っていたらかなり本格的に降り出した。
本日の予定では山形に抜けるつもりだったが、予報では山形方面は夜も雨の様だ。
協議の結果、雨の大丈夫そうな太平洋側に抜けて南下し仙台まで行くことになった。
宿はネットでキャンペーン価格となっているルートイン泉を確保。
撤収が遅くなって出発は10時半!

八幡平を抜け岩手に抜け松尾八幡平から高速で盛岡へ行く。
とりあえず昼飯に冷麺かじゃじゃ麺を食べようと言う算段である。
高速はずっと雨、かなり冷えたので冷麺はやめて前回盛岡に来た時に食べられなかった
じゃじゃ麺を食べに白龍本店に行く、着く頃にはかなり小降りとなったが時たま降って来る。
店前にはすでに10人越えの行列、40分待ってようやく入店。
初めてのじゃじゃ麺は、、、期待した程でもなかった。しかし、前回の借りは返したのでいいだろう。

盛岡からR456~県道14と走って南下する。水沢まで来てようやく晴れてきた。
一関で厳美渓を見てから高速で一路仙台を目指す。
仙台泉で降りてすぐ近くのホテルルートインにチェックイン。
ネット予約で朝食付5500円は安い。とりあえず濡れたテント等を部屋で乾かしながら1階の人工温泉へ。
晩飯は近くの「和食レストランまるまつ」に行き、適当に呑んで早めに就寝。

厳美渓 仙台のホテルルートイン泉


走行距離:289km
総走行距離:2457km


8月15日

朝一で朝食を食べ、8時半頃出発。
本日の天気予報も日本海側が雨模様である。新潟に抜けられる可能性は低そうだ。
雨を避ける様に南下、R349を阿武隈川沿いに走る。ここまで来ると流石に暑くなってきた。
予定変更したが、気になっていた温泉には寄りたいので飯坂温泉へ行く。
鯖湖湯は熱いとの話だったがそれほどでもなく、さっぱりした。
200円、アルカリ単純泉?建物は情緒あってよかった、80コンドー。

鯖湖湯 鯖湖湯


福島からR114を走り、山さんお勧めの軍鶏の親子丼を食べに川俣へ行く。
しかし、お目当ての店はすでに食材終了、近所のAコープの食堂を教えてもらう。
Aコープの3階にある食堂、昔のデパートの食堂みたいな感じだった。
軍鶏の親子丼は鶏肉がしっかりしていて美味しかった。

本日の野営地はまだ決まっていないがとにかくR349を南下、袋田の滝周辺にいくつかありそうだ。
それにしても、暑い!福島から茨城に入り気温もどんどん上昇してきた。
新潟に抜けるつもりが何故か茨城、、、地図がないので本屋でマップルR関東版を買った。
袋田の滝の近くの大子まで来て近くのキャンプ場をチェックするが、適当なところがない、どこも高いのである。
時間も遅くなってきてどうしようか悩んだがこのままR118を南下した常陸大宮に
無料の河原キャンプ場があることが判明、そこに決定だ。
すでに暗くなって来て温泉も入れそうにないがとにかく野営地に向かう。
途中、雷雨に遭い山さんとはぐれたが辰ノ口親水公園を目指す。
入り口が分からず迷っていたら山さん登場、すでに野営地チェックしたらしく迎えに来てくれた。

常陸大宮の辰ノ口親水公園


久慈川沿いの河原の公園だが、芝生である。炊事場はなく水場だけだがトイレありごみも捨てられる。
他に家族キャンパー数組とバイク2台が居たが場所はいくらでも空いている。
これでただ、大子で3000円とかのたまうキャンプ場とは比べ物にならないくらいいいとこだ。
とにかく、テント張って近所のコンビニで買出し。疲れたので弁当で済ます。
遠くに落雷を見ながらの宴会は日付変わるまで続いた、、、。

走行距離:348km
総走行距離:2805km


8月16日

朝はサイトで取って早めに出発。今日は西へ走るルートを取る。
県道12~10でさくら市へ、氏家の山さんお勧めの餃子屋はまだ開店前だった。
R293~R119で日光へ、ルート上にあるので東照宮へ寄って見る。
東照宮前の駐車場にバイクを止め歩いて中へ。拝観料に1300円取られた。

夏休みと言う事もありかなりの人出である、一応順路に従って見て行く。
それにしても、建物はすごいがケバケバしい印象だ。また、あちこちに龍が居る。
徳川家康は龍マニアだったのか?神社と寺が同じ敷地内にあり一種のパラダイス状態。
神社の御神体は徳川家康公だそうだ、、、日本古来の神様はどこにも居なかった、、、。
ここは感動するようなところではなかった、逆にセンスの無さを感じてがっかりした。
神社もお寺も神聖な雰囲気を感じられなかった。

日光東照宮 見猿、言わ猿、聞か猿
日光東照宮 どこもかしこも龍龍龍
鳴き龍の寺 眠り猫


R122を西へ走りR353に入る、山さんとはここで路上解散。
渋川まで来たところで空模様が怪しくなってきた、カッパを着ているといきなり雷鳴、雷雨となった。
近所のおばさんの手招きでアパート入り口で雨宿りさせてもらう。
なかなか止まない長い雨で40分近く足止めされ、止んで再出発した頃はすでに夕刻。
中之条を越えた辺りでまた雷雨に遭った、走れないくらい降って来たので無人駅で雨宿り。
時間も遅くなってきてこれではキャンプどころではない、、、。

何とか道の駅でビバークしようと探すと佐久のほっとぱーく浅科が温泉が近くにあって良さそうだ。
昨夜から温泉に入ってないので今日は何とか入りたい。
雨の中をR145~R144と走り鳥居峠を越えて上田菅平迄来るとようやく雨が上がった。
県道79で小諸に出て道の駅を目指して迷いつつ県道78~R142でようやく到着。
道の駅の様子だけ確認してすぐに温泉に向かう、10時までだが9時半到着、何とか入れた。
浅科温泉、300円?石鹸はあり泉質はおそらくナトリウム単純泉、70コンドー。
コンビニで買出しして道の駅へ。何台も車が止まっているが後ろが草地になっている
場所を確保しテント張ってようやく落ち着いた。
弁当食べて、疲れたので早めに就寝。

走行距離:326km
総走行距離:3131km


8月17日

今日が最終日の予定である、朝はテントが濡れていなかったので楽に撤収出来た。
蓼科スカイラインを通る、朝靄で前が良く見えなかったが大河原峠はよく晴れていた。
白樺湖に下って茅野へ、朝の温泉に今回2度目の河童の湯へ。
朝8時半だと言うのに結構客が来ている。ゆっくり入って楽しんだ。
単純泉のようだが、石鹸、シャンプーあり400円、70コンドー。

蓼科スカイライン 大河原峠


茅野からはR152で高遠へ、伊那から国道に並行して走る広域農道を南下する。
ポポンの意見も踏まえて飯田の猿庫の泉を目指す。
飯田市内の道路標識がわかりにくく少々迷ったが何とか到着。
名水は色々飲んでいるが、ここの湧き水は本当に美味しい。
茶室もあり東屋でお茶を立てていて、勧められるまま戴いた。
和服のお姉さんやおじさんが居たりして何ともいい感じのところだった。

猿庫の泉 美味しいお茶だった、やはり水が違うと味が違う


高速に乗る前に蕎麦屋で大盛り蕎麦食べて飯田山本から高速入り。
SAは人でごった返していた、乗る前に昼を食べておいて良かった。
その後は草津で少し渋滞したくらいで特に混むことなく帰宅。

東北の山と野湯を堪能した今回の旅だったが、後半の
雨のために予定していた山形の野湯に行けなかったのが残念、次回に期待しよう。

走行距離:485km
総走行距離:3616km