2008年12月26日~2009年1月3日 九州ツーリング



昨年に引き続き冬は九州へ行くのである。
Fの修理は間に合ったものの、前タイヤが限界&時間がないので冬仕様化したジェベルで行く。

12月26日

行きはフェリー利用である。9時前に自宅出発。
しかし、出て間も無くヘッドライトが消えていることに気付く。
ハイもローもだめである、バルブかなぁ?と思いつつR43沿いのジャパンに寄って点検。
バルブは大丈夫みたいである、しかし、直している時間はない。
幸先の悪い出だしに少々の不安を感じつつ取り敢えず無灯火のまま
六甲島へ向かい乗船、バイクは4台ツーらしき人は一人、、、。

12月27日

12時10分に大分到着、駐車場で見てみるが良く分らん。
兎に角出発、R10を南下し適当なホームセンターに寄ってケーブル購入し
バルブに12Vラインを追加し取り敢えずヘッドライトのロービームは確保。
ひとまず安心して再出発、R10~R326を南下し延岡方面を目指す。
大分に着いた時は暖かい感じがしたが走っていると結構寒い。
こういう時に冬仕様のグリップヒーターとハンドルカバーが役に立つ。
延岡で買出しを済ませ海沿いに更に南下し、本日の野営地である日向サンパーク到着。
道の駅の裏にオートキャンプ場と温泉が併設されている、バイクでのキャンプは
区画サイト何処でも自由に張ってよし、電源付で500円と格安。
早速設営して裏のサンパーク温泉に行く、キャンプ場で貰った100円引き券使用で400円。
しかし、ポンプ故障で年内はただの水だった、、、なら温泉価格適用はおかしいのではないのか?
それでも温まって上がって、サイトでビール呑んでいると隣りのファミキャンの人から差し入れ貰った。
夜は暖かくて焚き火は全く必要ないくらいだった。

走行距離:170km

日向サンパークキャンプ場 日向サンパークキャンプ場


12月28日

朝はゆっくりしていて9時頃出発。少し南下して伊倉浜自然公園に寄る。
ずっと野営候補地として知っていたが今回は下見である、水、トイレ、東屋あり全然問題なく使えそうである。
サーファーが何人か居てこれから海に入ろうという人が居た、まぁ、水の中の方が暖かいかも?
その後、宮崎市を迂回するように県道40~24~R268と走りえびのを目指す。
今日は暖かく、走っていると暑いほどである。道の駅ゆーぱるのじりで一服。
すぐ隣りの展望台からは春に登った高千穂峰や韓国岳が良く見える。

道の駅のじりから高千穂峰方面を望む 陰陽石


少し走って小林に着くと、陰陽石という看板を発見、行ってみる。
御神体はそれはそれは立派なものだった。

えびので昼食に中華丼食べて、本日の目的地である吉松温泉の前田温泉を目指す。
が、見つからないではないか、、、諦めようかとも思ったがせっかくなので1時間ほどうろうろしてようやく発見。
1時間かけて探したかいがあった、かなり鄙びた感じがなんとも良い。
小さめの湯船が1つ、モール泉である。湯温はかなり熱く長く入ってはいられない。
誰もいないのはお湯が熱いからかも?200円、90コンドー。

吉松温泉郷 前田温泉 前田温泉 黒湯


少し下って、県道55~50~R223と南下する。
R223をそのまま南下し日当山温泉へ行く、ここで最古の湯という「西郷どんの湯」へ行く。
よくある2つの湯船で、ナトリウム単純泉?地元の共同湯、250円、80コンドー。

日当山温泉 西郷どんの湯 日当山温泉 西郷どんの湯


上がってすぐ近くのスーパーで買出し後、本日の野営候補地である国分キャンプ場へ向かう。
着いてみると、ゲートが閉まっている???浜へ降りるゲートは5時で閉まると書いてある。
知ってはいたが、本当に閉まるとは、、、、これは想定外、、、駐車場に停めて荷物運んで
という手もあるが、面倒なので他に探すことにした。近辺では、、、適当なところないやん。
仕方なく、道の駅でいいかと垂水へ。ここには無料の足湯、温泉と揃っていてテントを張る場所も問題なし。
テント張って温泉入って、ビール呑みながら天気予報チェックしていると、夜半から雨で日中雨となっている、、、。
これは、まずいぞ、、、。どう考えても撤収時に雨にやられること間違いなし。
少し考えた後、テントを屋根下に移動することにした、取り敢えず温泉が終わるのを待ち、暗くなってから
温泉入り口前の屋根下スペースに移動した。素直に就寝。

走行距離:242km


12月29日

朝起きるとやはり降っていた、この時期の天気予報は良く当たる。
早めに撤収して8時には出発、桜島の北側を走り、湯之平展望台へ行く。
雨がぱらついているのであまり良い景色は見えなかった。

大正3年の噴火で埋没した鳥居 湯之平展望所より北岳を望む


今年2度目のフェリーで鹿児島へ入り市内を通過し県道22から助代温泉を目指す。
が、行ってみると、休みだった、、、。寒くてどうしても温泉入りたいのですぐ近くの吹上温泉へ行く事にした。
特に特徴のない市営温泉だが、源泉掛け流しではあるようだ。
気持ちよい硫黄泉、280円、75コンドー。

桜島から鹿児島へ 吹上温泉


次の目的地は吹上浜南端にある万世特攻平和祈念館である。
昨年は知覧の特攻平和公園へ行ったが、今回は少しマイナーは万世である。
知覧ほど派手さはないが、写真、遺書等ほぼ同じ様な内容である、零戦はない。
じっくり見学して、前のレストランで昼食取った。

万世特攻平和祈念館 戦没者慰霊碑


雨も止んで暖かくなってきた、R226を西へ走り野間半島をぐるっと回る。
岬の先端まで行こうかとも思ったが、くねくね細い道を走らないとならない様なので
手前の岬を見ることが出来るウィンドパークまで行って一服して引き返した。

野間岬 ウィンドパーク 先の方に野間岬


再びR226を走り枕崎から指宿を目指す。
本日の野営予定地は開聞ふれあい公園キャンプ場である。
昨年は休館日と言われキャンプ出来なかったので今回は事前に確認済みである。

3種類のサイトがあり乗り入れできないフリーサイトは700円、テントを晴れる場所は
斜めのサイトに平の所を作ってあり隣りとの距離が10mほどあるので張れる数は限られる。
設営して温泉へ向かう、今夜は一番近い開聞温泉へ。
一見民家の様な感じだが、どう見ても源泉掛け流し、脱衣場に色んな注意書きがあり読んでいて面白い。
茶色の湯はかなり熱いが十分気持ちよい、250円、85コンドー。

開聞温泉 開聞温泉


近くのコンビニで買出ししてサイトに戻り明日に備えて早めに就寝した。

走行距離:212km


12月30日

朝7時には起床、すぐに朝食食べて登山準備をする。本日は開聞岳に登るのである。
8時に登山口から登山開始、寒いかと思ったが、暑いの何の、、、。
2合目半のベンチでカッパもフリースも脱いでシャツ1枚で十分である。
7合目までは風も景色もなく暑い!汗が吹き出る、とても冬とは思えないほどだ。
7合目を越えると徐々に景色が見え始めたと思ったら、崖っぷちの岩場が始まり緊張が高まる。
岩場を越え何度か急な登りを越えると頂上に到着、9時50分だった。
山頂は風が強くてかなり寒い、フリースとカッパを再び着込む。
ガスが何となくあって景色がいまいち良くない、さっさとおにぎりを食べて下山する。
10時15分下山開始、下りはかなり楽だった、11時40分には登山口到着。
サイトに戻った頃山頂に日が射し始めた、、、登るの早すぎたかも!?

開聞岳山頂より池田湖方面 池田湖が少し見える


時間が出来たのでどうしようかと思ったが、話のネタに行った事のない砂むし温泉に行くことにした。
近くに山川砂むし温泉があり別府まで行く必要もない。
地熱発電所の隣りの海岸に沿いにあり行きしなにはここはリオか?と思うような山もある。

砂むし温泉で体を洗えると思っていたが、共同湯でないので身体も頭も洗うのは禁止だと、、、。
800円払うと浴衣を貸してくれて浜へ行くとすでに何人か寝転んでいる。
初めての砂むし体験は、砂が案外重くて、背中と足が暑くてあまり気持ちよいとは思えなかった。
まぁ、それなりに汗はかいた様だが体洗いたかったなぁ、、、。

山川砂むし温泉 砂をどばどばと、、、


その後、山川港に行きフェリーの時刻表を貰い、指宿に昼飯と食べに行く。
駅前商店街の外れに良さげな食堂発見。結構なボリュームのとんかつ定食、旨くて600円だった。
身体を洗うために指宿の温泉へ、今回は村之湯温泉へ行って見る。
愛想のよいおじさんに迎えられて入る、結構古く脱衣場と湯船に仕切りのない指宿スタイル。
時間的に混むのか結構人がいてゆっくりは出来なかったが、泉質には文句なし。250円、80コンドー。

指宿 村之湯温泉 浜児ヶ水温泉


近くのでかいスーパーにしむたで買出ししてもう一湯行くのである。
砂むし温泉の近くにある浜児ヶ水温泉だ、日本一安いとの謳い文句だが、100円なのでそうではない。
無色透明の湯はアルカリ単純泉か?ここはこれまでで最高の激熱!湯船2つだが
低温はなんとか入れるものの高温湯はとても入れない熱さ、安いがあまりに熱すぎて75コンドー。

この山を見るとここはリオか?と思ってしまう、、、。 開聞岳の夕暮れ


開聞周回道路をぐるっと回ってからサイトに戻りゆっくり呑んで就寝。

走行距離:67km

12月31日

今日の目的地は佐多岬である。ここからなら山川からフェリー利用ですぐなのでゆっくり出来る。
ゆっくり撤収して、まずは温泉である。山川港に行く途中にある開聞温泉にまた行く。
相変わらず熱い湯であるが、気持ちよいのは変わらない。

その後、時間もあるので長崎鼻へ行く、今回は灯台まで行って見た。
開聞岳が良く見えて結構景色が良かった。

開聞ふれあい公園キャンプ場 長崎鼻から開聞岳を望む


11時半過ぎに山川のフェリー乗り場到着、12時過ぎの便に乗船し、50分の船旅。
根占で昼にしようと思っていたが、何処も開いてないのでコンビニで済ます。
フェリーで見たポスターにあったすぐ近くの神社へ行く。
ここ諏訪神社には鳥居が何故か2つ並んでいる、まぁそれだけやねんけど、、、。

山川から根占へのフェリー 諏訪神社


その後、佐多岬へ向かう。途中佐多の町のA-coopで買出しして佐多岬へ向かう。
昨年は岬まで行かなかったので今年は10年ぶりに展望台までトンネル通行料300円を払って行く。
展望台からも開聞岳が見えてなかなかの景観。

佐多岬から開聞岳を望む 佐多岬灯台


さて、あとは今夜の野営地、大泊キャンプ場へ向かうだけだ。
少し戻って大泊へ到着すると、バイクとテントが5張りほどある。
昨日の夕方開聞周回道路で出会ったR-80PD?らしき人が居て少し話すとやはりそうだった。
他にも、昨年宮崎の野営地で出会った記憶のある人等も居たが結局話さなかった。

大泊年越し宴会 大泊年越し宴会


テント張って隣りのホテルの風呂に行き、戻るとしめGさんらが戻っていた。
ぼちぼち始まる宴会に参加させてもらい旨い料理に舌鼓、だが日付変わる前に限界到達、自己格納した。

走行距離:67km


1月1日

朝7時までぐっすり寝ていた、昨夜の宴会メンバーは早くから初日の出を見に行った模様。
朝飯食べて撤収出発準備終わった頃皆戻って来た、日の出は微妙だった様だ。

9時頃出発し、R269を北上する。走っていると浜に鳥居を発見。
どうやら繋がっている小島に神社があるようなので初詣に寄って見る。
荒平天神と言うらしい、菅原道真が建立したとか。

大泊キャンプ場 荒平天神


道はいつしかR220となり北上を続ける、垂水まで来たところでここへ来たなら
あの温泉に寄りたいが、正月にやっているか?兎に角行ってみる。
江ノ島温泉、行って見ると営業中。更に先客4人、客が居たのは初めてだ。
いつもながらTVつけっぱなしで誰もいない番台に入湯料200円を置いて入る。
ばんばん賭け流しされている湯は少し滑りありの硫黄臭もする、ほっこりして復活、90コンドー。

江ノ島温泉 江ノ島温泉


更に北上し国分からR223に入る。妙見温泉の和気湯に寄るが湯温が低くとても入れない。
夏なら丁度いい温度かもしれないが夏には来ないしなぁ、春の暑い日でもいいかも?
霧島まで来て黒豚レストランで昼食にラーメン定食。
高千穂峰には雪があり先の道路が心配だったが行ける所まで行って見ようと県道1号でえびの高原を目指す。
が、徐々に路肩に雪が、、、もう少し走れば韓国岳登山口と言う所で道路も白くなって来た。
この様子やと北側の下りはもっと雪があると思われ、山越えは止めてここで引き返すことにした。

妙見温泉 和気湯 えびの高原へ至る県道1号線


霧島に戻り国民休養地の所を曲がって湧水町へ抜ける県道でR268に出た。
また体が冷えてきたので温泉へ向かう。城山温泉へ行って見ると、もう営業してない。
どうしようか迷った末、原口温泉へ行くことにした。どう見ても普通の商店。
商店の中に温泉の入り口の扉がある。湯船2つの熱湯と温湯はモール泉である。
秋から湯温をコンピューター管理していると張り紙があった、ので適温である。
ゆっくり入れていい感じだった、250円85コンドー。

吉松温泉 原口温泉 人吉 堤温泉


えびのからR221で人吉に入る、ひとまずクラフトパークへ行くと今日まで休み。
キャンプ場は水出るので野営は問題なさそうだ。と言うことで買出しへ。
サンロードシティのジャスコで買出しして人吉の町へ向かう。
駅の観光案内所のお姉さんに今日入れる温泉を紹介してもらう。

近くの堤温泉へ、他にもあるようだが見つけられなかった。
堤温泉、いかにも町の銭湯風である、入り口には料金箱が一つあるだけ。
だが、昔ながらの建物は昭和の臭いがぷんぷんする。
空いてて湯も適温でゆっくり入れる、150円85コンドー。

人吉 堤温泉 人吉 堤温泉


サイトに戻ってテントは東屋下に張った、随分冷えてきたので焼酎のお湯割り飲んで就寝。

走行距離:262km


1月2日

朝は特に寒かった、外に居るだけで指先が痛くなり素手では我慢できず手袋着用。
出発準備整いエンジン暖気中に一度キーをオフにし再度オンしたら、メーター点かなくなった。
セルも回らず、、、また電気系トラブル発生である。キックでエンジンかかったので走行には支障ないが。
あれこれ見てみたが原因不明、10時になってしまったので出発。
朝一で温泉行こうと思っていたが、キャンセル、、、、。
ホームセンターがあったのでバッテリーを購入して交換するとメーター点いた、でもセルはだめ。
暫らく走るとやはり消えてしまった、、、もう、何で???

走行距離とスピードが分らないが満タンで500kmは走れるのでここで入れておけば九州は大丈夫。
人吉からR219を北上し県道27で芦北へ、道の駅「田ノ浦」で休憩。
R3で熊本~R57を東に走る、R57沿いの金龍ラーメンで昼食取る。
何か凹んだ気分が晴れず、今日はキャンプする気がなくなってしまったので別府に宿を取った。
阿蘇への道は相変わらず渋滞していてずっとすり抜けモードだった。

R57を竹田まで走りR442に入って大分へ、朝に時間を取ってしまったのでどこかに寄る時間もない。
大分に着く頃には日も暮れ別府のビジホに着いたら6時半だった。
別府駅西口近くのかなり古いジビホだったが1泊4000円と格安。
兎に角温泉へ行きたいのでフロントに聞いて近くの共同湯野口温泉へ。
番台にはおばさんがいて100円、湯は海音寺温泉から引いているとフロントの人は言っていたが
透明なナトリウム単純泉?湯船は1つで別府の共同湯らしい作りだった、80コンドー。

別府 野口温泉


湯から上がってそのまま町へ食事に行く、新年会なのかどこの店も一杯である。
うろうろしてようやく見つけた居酒屋に入る、汚い店だが値段高い!
適当に呑んでホテルに戻り大人しく就寝。


走行距離:約270km?


1月3日

朝8時出発、R10~県道22~R197と走り佐賀関へ向かう。
フェリー乗り場へ着くと丁度フェリーが来ていて出港待ち、乗船券買って即乗船出来た。
他にバイクが1台、和歌山ナンバーの兄さんは今夜は高知の桂浜で野営と言っていた。

11時過ぎに三崎に到着、R197をまた東へ。R378を海沿いに走り松山を目指す。
晴れていて気持ちいいが風は冷たい。結構バイクが走っている。
道の駅「ふたみ」で休憩していると何台かバイクが出たり入ったり。

松山に着いたら昼頃だった、せっかくなので久しぶりに道後温泉でもと行って見ると
結構な人出である、これではゆっくり出来ないなぁと言うことで入るのは止めておく。

R11で西条まで来て道の駅「小松オアシス」で休憩。どこまで行こうか迷ったが、池田辺りまでは行けそうだ。
道の駅を出て走っているとGPSに給電出来なくなっている、ケーブルか?
と思い県道13沿いの電気屋でケーブル購入、交換するとやっぱりケーブル。
一度電源落として、また入れるが、電源入らない、、、。
バイクの次はGPSかい、、、何故こう続けて故障するんや、、。
何かすっかりやる気ダウンである、走り出してもすっかり戦意喪失してしまいキャンプしても楽しくなさそうだ。
もう、帰ることにしよう。ここからなら高速で6時間もあれば帰れる。

新居浜から高速に乗り一気に走る。淡路のSAで玉葱ラーメン食べる、これが結構うまかった。
道路情報によると阪神高速も中国道も渋滞である、今回は阪神高速神戸線をチョイス。
須磨から芦屋までずっとすり抜けモードだったが9時過ぎに自宅到着。

淡路島名産?玉葱ラーメン


出発からトラブルに見舞われ、途中もやはり電気系トラブル発生と最後まで
トラブルに泣かされた今回のツーだった。
目的の開聞岳に登れた事は良かったが、、、、先月からトラブル続きでちょっと参るなぁ、、、。

走行距離:約420km?
総走行距離:約1710km?