2011年10月8~10日 越前 荒島岳登山



荒島岳直下から白山を望む

2011/10/9 撮影

2011 アルバム

10月8日

百名山の荒島岳は別名「大野富士」と呼ばれるらしい。

9時20分頃出発、西谷県道~R173~K1~R27~R8と走り大飯と河野で一服。
R8から県道を繋いでR158をショートカットし大野を目指す。

先ずは大野市内の「御清水」で湧水入手、次は近所の銭湯へ。
歴史を感じさせる「東湯」へ行く、脱衣場も風呂もレトロそのものでいい感じ。
湯は少し熱めだが、低温風呂もあり、何故かカランからは水しか出なかったが、
湯で熱くなった身体には水で充分である、400円。
湧水で有名な大野の銭湯、綺麗な湯だったので湧水利用と思うが、、。

すぐ近くのスーパーユースこぶし通り店で買出ししてテン場を目指す。
R158を東へ走りK173を勝原駅方面へ、駅手前の看板に従い田んぼを抜けて川沿いの「勝原園地」に向う。

行って見るとすでにテントが4張もある、一人と思っていたが多くてびっくりである。
ここはマップルには載っていないが、山登りの人には有名な無料テン場の様だ。

サイトは芝生と草地、トイレあり、飲み水なしだが沢の水を引いてあり手洗い水はある。
勝原駅に利用者の為の飲み水が汲めるのでそちらも利用できる。
電灯はなく日が暮れると月明かりだけとなる、ただ九頭竜川の音が少々気になる。

適当にテントを張ってビールを開ける頃にはそろそろ日暮れだった。
他のキャンパーは日暮れと同時にテントに撤収、寒いので暫くしてテントに入る。

走行距離:297km

御清水 御清水
東湯 勝原園地

10月9日

朝6時頃周囲の音で目が覚めた、まだ早いがだらだら起き出した。
テントから出る頃には皆さんすでに出発した様子だった。

7時頃出発、R158を少し走り登山口のある勝原スキー場へ。
駐車場はすでに一杯、唯一空いていたトイレ横にバイクを止めて準備して7時半スタート。

勝原スキー場登山口にバイクを止める いきなり急登から始まる

登山口まではスキー場の中をずっと登って行く、簡易舗装は最初だけで、
一つ目のリフトから先はずっと石ごろごろで歩きにくい。
一番上のリフトを越えてようやく本来の登山口到着。

一番上のリフト付近から振り返る ようやく登山口

その先は山道となり兎に角登り続ける。
ぶなの根と階段の繰り返しで歩き辛い上傾斜も急でかなりきつい。
標高935m地点から少し展望が開け白山を望めるベンチがある。
一度鞍部へ少し下りて登り返すが傾斜は更にきつくなる、、、。


稜線への最後の急登階段を終えて、9時過ぎシャクナゲ平到着。
流石に休憩なしでは辛いので少し休憩してから荒島岳へ。
急登は更に続き、ロープが随所に設置されている。
足元は滑りやすい所が多く注意が必要になる。

シャクナゲ平 随所にロープあり
振り返ると小荒島岳 荒島岳が見え始めた

中荒島岳辺りから白山方面の展望が良くなり景色が一変、疲れが癒される。
谷が良く見えていて、登る事は出来ないか?と思ってしまう。
荒島岳はもうそこに見えているが中々着かない、、、。

中荒島岳から白山を望む この谷は登れないか、、、?

何とか頑張って10時荒島岳(1523.4m)山頂到着、すでに多くの人が休憩中。
山頂からは360度遮るものの無い大展望、白山はもちろんあんな山やこんな山が見える。
白山以外はどれ一つ山座固定出来ないのでわからない。
一服&昼飯休憩してあちこち撮影。

荒島岳(1523.4m)山頂 荒島岳から南方面
荒島岳から東方面 荒島岳から北東方面

十分休憩して10時半下山開始、下から次々と登ってくる人が居るので何度も止まる。
40分程でシャクナゲ平まで下りて来たがまだ時間が早いので小荒島岳にも行って見る事にした。
ほとんど平行移動の上誰も歩いていないのでこの山で初めて静かに歩けた。
最後にちょっとだけ登って11時半小荒島岳(1100m)到着。
犬連れ夫婦が1組居ただけで、静かに一服出来た。
小荒島岳からは荒島岳が良く見え、もちろん白山も見える。

小荒島岳から荒島岳を望む 小荒島岳から白山方面

11時45分下山開始、シャクナゲ平を休まず通過し下りに掛かる。
かなり下った地点でも何人も登って来る人とすれ違った。
遅い時間に登る人の事情が良く分からないが、山頂で泊まる気か?

小荒島岳からシャクナゲ平へ向う 下りも階段と激下りの連続

登りがきついと言うことはもちろん下りもきついのである。
歩きにくいぶなの根と階段でスキー場最上部に出る頃にはすでに足に来ている。
スキー場を抜ける急傾斜は修行の如くであった。
13時10分頃バイクに戻ってきた。

荒島岳:1523.4m
小荒島岳:1100m
累積標高差:1357m
歩行距離:12km

勝原スキー場 7:23 - 登山口標識 8:05 - シャクナゲ平 9:03 - 荒島岳 10:00 - 10:30
- シャクナゲ平 11:07 - 小荒島岳 11:30 - 11:45 - シャクナゲ平 12:00 - 勝原スキー場 13:13





一服して今後の行動を検討する、温泉の平成の湯は近くにあるが休日で混雑必至である。
買出しを考えるとやはり大野市内で全て済ましてしまうのが良い。
と言うことで、昨日と同じく「東湯」に行くことに決定、いくら温泉でもゆっくり出来なければ意味が無い。
「東湯」へ行くと3時少し前だったので、休憩室で待たせてもらい一番湯に入る。
ここは銭湯だが、空いてるしのんびり出来て下手な日帰り温泉より格段に良い。

上がってスーパーユースで買出し、湧水はすぐ近くの本願清水を入手。
サイトに戻ると昨日のテントは全て無く、新たに一つ設置されていた。
登山後の激旨のビールを飲んでいると、テントの持ち主が戻って来た。
登山口の駐車場で見かけた登山に来たハーレーの人であった。
今夜は登山ツーリングライダーだけとなり、あれこれ話して夜は更けて行った。

本日も「東湯」 本願清水

走行距離:30km


10月10日

朝は暑さで目が覚めた、ハーレーの人は白山へ早朝出発した様だ。
ゆっくり朝食取って撤収、9時半頃出発。

特にどこかに寄る予定も無く、R158~県道繋いでR8に出て道沿い土産物屋で休憩。
R27~梅街道の県道~R162と海沿い走って小浜に出て昼食。
R162~R27~県道経由~道の駅瑞穂で最後の休憩~R173~西谷県道経由で帰宅した。

荒島岳は噂通りきつい山であったが、距離が短いので一時の我慢で済む。
天気も景色も最高であったので言うこと無しの登山ツーリングであった。

走行距離:298km
総走行距離:625km