北端編

2004年12月8日~10日

12月5日

何年振りかの海外ツーリングである。今回はお手軽なタイ北部に的を絞って走る。
が、その前にカンボジアのアンコールワットを見に行くのである。

12月5日深夜1時半にバンコク、ドンムアン空港に到着。早朝6時前にホアランポーン駅発の
アランヤプラテート行き列車に乗る予定の為、空港で夜を明かす。4時半に目覚めタクシーで
ホアランポーン駅へ向かう。キップ50バーツを買い列車に乗り込むが、結構込んでて席が無い。
先頭車両まで行って何とか席確保。列車は時間通り発車せず、何やろと思ってふと
窓の外を見ると、真下で何かやってる。外されたベアリングが見えたので修理?しているような、、、。
20分程遅れたものの無事出発。各駅停車のため時間がかかり午後1時半頃終着の
アランヤプラテート駅に到着した。駅からトゥクトゥク50バーツで国境へ。

どこかで飯を食おうと適当な店に入り注文するが、待てど暮らせど持ってこない、、、。
時間は過ぎるばかりなので頼んだ人に「もういらんわ」と言って店を出てイミグレへ向かう。
がしかし、えらい人の列である。ずらーと並びなかなか進まん。タイ出国に40分くらいかかった。
出国の後はカンボジア入国である。真っ直ぐ歩いていくと、でかいゲートの横にビザサービス
なるものが。どうやら陸路の人はここでビザを購入しなければならないようだ。
行って見ると、係りの人が申請書を渡してくれた。記入して、5x5の写真と1000バーツと
パスポートを渡し、しばらく待っているとパスポートを持ってきてくれた。さて次は入国である。
またまたどんどん進んでいくと、イミグレらしき建物にツーリストが沢山並んでいる。
入国カードを持っていないので人並みをかき分け建物に入り、係りの人にカードをもらい
列の最後尾に並びカードに必要事項を記入して待つ。その間何人かのツーリストと
シェムリアップまでどうやって行くか?と言う話をして、自分はタクシーをチャーターするが
一緒にどうだと誘って見るが賛同者はおらず。皆ピップアップトラックで行く気の様だ。
入国審査までさらに45分ほどかかり結局越境に2時間がかりとなった。

カンボジア側の町ポイペトに入国するとすぐに声がかかりシェムリアップまで
タクシー1200バーツでどうだと言う、1000バーツなら乗ると言ってそのまま
歩いていると交渉担当者とタクシードライバーが色々話した結果1000バーツでOKという事に。
取り合えず腹が減っているので食堂で昼飯を食べる間待ってもらって出発。
100km程の道程だが、舗装3割、残りはダート。しかも一部区間はアマゾン縦断路
も真っ青になる悪路でペース上がらずで。結局4時間かかってシェムリアップ到着。
バンコクから陸路13時間でようやくシェムリアップ到着。かなり疲れた。
宿はロージーゲストハウスに投宿。帰りも同じルートは年齢的にも体力的にも
辛いので、帰りは飛行機にしようと旅行代理店へ。しかし希望する8日ではバンコク~
チェンマイ間の席が無く、唯一7日のバンコク発の朝便がチェンマイまで行ける。
シェムリアップ~バンコク間は明日夜便のみ可能。ということで必然的に
シェムリアップ滞在は24時間ということに決定、、、。行き当たりばったりなので
仕方がないが、陸路13時間はもういいかな、昔インドを列車で旅した時の
プリー~カルカッタの普通夜行列車12時間超満席身動き取れず、に近い辛さ
に近いものがあり貧乏旅行を好んでする必要も無い。

12月6日

朝、アンコールワット観光へ行こうとすると、フロントの人がバイタクいるか?と聞くので
そうだと言うと、ここにいるからと連れてきてくれた。$5/一日。サンセット追加で$6だ。
取り合えず普通の見学コースで一日アンコールワット古墳群を見て周り8時の
バンコクエアープロペラ双発機でバンコクへ1時間で戻る。タクシーでスクンビット付近の
ホテルを何軒か回って空いているところへチェックインし、晩飯をそこらの食堂ですまし就寝。

12月7日

朝5時半起床しタクシーで空港へ行き、8時発のバンコクエアー双発機でアユタヤ経由チェンマイへ。
午前9時半ごろチェンマイ空港に到着。流しのトゥクトゥクを捕まえてその足で市内の
レンタルバイク屋へ向かう。事前に何軒か調べておいたが実際に行って見ると2軒は営業して
おらず、1軒はバイクレンタル可能なバイクなし。途中で1軒何台か並べている店があり、とりあえず
場所だけ確認しておいて適当な場所で降り宿を探す。何軒かゲストハウスを回りS.K.HOUSE
というゲストハウスに投宿。身軽になって先ほどのレンタルバイク屋、「DANG BIKE HIRE」へ。
店には250クラスのオフ車が5~6台。ホンダのデグリーとAX-1がほとんどだが、白/緑の
デグリーが良さそうだったのでそれを借りることにする。500バーツ/日。夕方5時ごろから
3日間レンタルしてもらう話をして一旦店を出る。バイクレンタルにはパスポートを預ける必要が
あるので、警察から提示を求められた時のために付近の旅行代理店でパスポートのコピー
を取ってもらう。さらに地図の置いてある店を探し北タイ周辺の地図を入手。
5時ごろ店に戻りバイクとヘルメットを借りる。追加料金なしだがかなりしょぼいヘルメットだ。
まぁなんでもいい。ノーヘルで捕まると200だか400バーツ取られるようになったらしいし。
市内をうろうろしてバイクの感触を確かめる。ちょっと前ブレーキが甘いようだがまぁ大丈夫だろう。
3日間問題なく走ればそれで良し。それ以上の日程と成ると工具やら
何やら持参する物が増えるので今回は3日限定。兎に角お手軽に行きたい。

12月8日

朝8時に出発する。とにかくチェンライへむけR118を走る。タイの国道はまるでアメリカの
フリーウェイの如く走りやすい。信号もない。ただ予想より寒く、1時間ほどでフリースを着込む。
いいペースで走ったせいで、11時頃にはチェンライまで45kmの所へ来てしまった。
あまり早くつくのも何なので、メースアイで左に折れR109経由で、ファン、タトン、
メーサローンを通って行くことにする。ファンまでの道のりは適度に峠のある快走路。
ファンから北上しタトンの川沿いレストランで昼飯。その後メーサローンへ。
メーサローンからの道は尾根沿いの景色の良いルートでまるで日本を走っている気になる。
R110へ出てチェンライへ向け南下。宿は2軒目に空きがあり2泊確保した。
BOON BUN DANというゲストハウス。エアコン付き部屋350バーツ。
チェンマイへ戻ってからうろうろしての宿探しは面倒なので宿を確保しておくべく町の旅行代理店を探す。
適当にはいると日本人経営の店だった。色々連絡を取ってもらうが10日からはどこも空きなし。
チェックしていたターペープレイスに取引が無いにもかかわらず連絡してくれた。結局無料で予約してくれた
「J.TRAVEL SERVEICE」という旅行代理店。しかし、こんな田舎町にも日本人が住んでいるとは、、、。

走行距離:345km

12月9日

本日の目的地、ゴールデントライアングルを目指し出発。R110を北上する。
R110に入るとすぐ後ろからBMW、ハーレーやらの大型バイクの集団現れる。
国籍は不明だがタイ人ではなさそうだ。信号を無視して抜いていったのですぐさま全部抜いてやった。
いいペースで走り1時間少しでメーサイ到着。パスポートが無くミャンマーには入れないので
ミャンマーとの国境のゲート前にバイクを止め、付近を散策する。結構店も人も多い。
ゴールデントライアングルへ着くとさっきの集団がすでに来ている。ボート屋の人の話では
マレーシアから来ている集団とか。ちょっとだけ挨拶しておく。その後周辺のボートトリップに行く。
対岸のラオス免税村に20バーツ支払って渡る(らされた)。観光客から金取るだけのシステム。
ボート屋で近くにオピウム博物館があると聞き、300バーツと高いが話のねたに入ってみる。
大したこと無かったがオピウムの博物館は世界中でおそらくここだけだろう。実物もあった。
その後川沿いに走りチェーンセンで昼飯。さらに川沿いをずっと走りチェンコンまで走る。
この辺はずいぶんのんびりしていて景色も良い。調子よく走っていたが途中でメーターが動かなくなった。
ケーブルが切れたようだ。このバイクはエンジンの調子はいいがその他がだめだ。
しばらく南下しR1174にはいる。突き当たりを右折すればよいものを地図を見ない癖が出て
適当に走った結果トエンまで走ってしまった。後で地図を見ると
ずいぶん遠回りしていた。ゲストハウスにはなんとか日暮れ前に到着。

走行距離:325kmくらい

12月10日

本日はチェンマイへ戻るだけである。朝8時頃出発。R11を南下し、R118に入りチェンマイを目指す。
途中初めて検問で止められるが、日本人だと言うとOK サンキューで済んでしまった。
昼頃にはチェンマイ到着。あまり早くチェックインしてもしかたないので、ドイステープへ行って見る。
何なのか知らなかったがお寺だった。テラスからチェンマイが見渡せるが
あいにくガス多くいまいちの景色。その後ホテルへ行きチェックインする。
夕方バイクを返却しに行き3日間のツーリング終了。
あ~、短かった、、、。

走行距離:200kmくらい

走行距離:約870km

以下、おまけ

12月11日

ホテルでカブを借り、サンカンペーン温泉へ行く。町へ着いたが場所がわからん。
スタンドでガスを入れるついでに場所を聞く。サンカンペーンの町からさらに20kmらしい。
温泉は入場料20バーツ、プライベートバス70バーツ。狭くて外は見えないが、
源泉から直接引いてるのか本物の温泉だった。3,40分ゆっくりつかる。
景色のないのを除けば泉質も湯もよかった。90コンドー。看板をよく見ると
ROONG AROON温泉とあった。サンカンペーン温泉は手前だったようだ。
上がってビールと温泉卵を食しのんびりして帰る。

走行距離:100kmくらい

12月13日

カブでエレファントファームへ行く。途中信号待ちから発進した途端リアが振れる。
パンクか!と思い路肩へ止めるとリアタイヤぺちゃんこだった。
幸いなことに斜め前方にパンク修理屋発見しすぐさま修理してもらう。
チューブが真っ二つに切れていた。新品と交換してもらう。
2時半ごろエレファントファームへ到着するが、出し物であるショーはすでに
終了していた、、、。入場料60バーツを払い入ってうろうろしている象を見物。
ホテルに戻り。パンク修理にかかった80バーツを返してもらった。

走行距離:100kmくらい


チェンマイからチェンライへ向かう国道

メーサイのイミグレ、ミャンマーとの国境

ここが、タイ国最北部

橋を渡ればミャンマー、タチレク

ゴールデントライアングル、対岸はミャンマー、ラオス

ラオスの土産物免税村

タイ、ラオス国境を望む展望台

のんびりした田園地帯を走る

おまけ:チェンマイ郊外、ルンアルン温泉源泉

おまけ:ルンアルン温泉、浴室

おまけ:アンコールワット

おまけ:タ・プローム






ラティース太陽光発電