2008年6月6~8日 加賀 岩間元湯ツーリング



数年前から行こうと話していた白山の岩間元湯、ようやく決行である。

6月6日

午後10時に名神桂PAに集合だ、ポポンはすでに到着、出発が遅れたハヤポンを
待って11時頃出発。京都東で降りて湖西を西大津バイパス~R161と快調に北上。
予想していた通り寒い。インナー着込んで正解。
R8を更に北上し道の駅「河野」に到着したのは2時前だった。
24時間開放されている休憩室でシュラフに包まって就寝。
点きっ放しの電気とTVの音が五月蝿いのが難点だが、、、。

道の駅「河野」の休憩室で仮眠



6月7日

5時過ぎに目覚めた、ぼちぼち出発準備などしながら6時に出発。
R8沿いのコンビニで朝食取って福井入り。R416を東へ向かう。
のんびり走って何度かコンビニ休憩しながら勝山からR157を北上。
道の駅「瀬名」で休憩。そこで少し気になる情報が、売店のお姉さんの
話では岩間元湯へ向かう県道の入口はゲートが閉まっていると言う。
、、、もし本当ならそこからその奥のゲート地点まで徒歩1時間余計にかかる事になる。
兎に角、行って見ないと判らんので県道入口に向かうと、運良く開いていた。
県道53は切り立ったガードレールの無い崖の上のくねくね道でここを
1時間も歩くなど、、、大変である。
ともあれ新岩間温泉のゲート地点まではバイクで来れた。
ここには完全閉鎖のゲートがあり横もバイクが通過できる余裕は無いので
ここからは歩きとなる。一応、岩間元湯の先の噴泉塔群へも行けるように
登山装備でさて出発、10時だ。

新岩間温泉駐車場に一応案内板あり 新岩間温泉最終ゲート地点、ここからは歩きだ

殆ど整備のされていない林道は荒れ放題、落石はそのままである。
途中には草に隠れて雪が多く残っている。
天気も良くて周りに人工物は無い景色が広がりまことにいい気分である。

林道から中の川、右下は霞滝 スノーブリッジ!


歩き出して1時間15分後、岩間温泉元湯に到着。
温泉は野湯であるが完全露天岩風呂でもちろん脱衣場はない。
きちんと湯が張ってある事と湯温を確認して少し一服。
このまま入りたいのだが、この先にある噴泉塔を見ておきたいので
ここはぐっと我慢である。時間もまだ11時20分。

岩間元湯に到着、登山ルートのためか一応休憩室とトイレあり。 岩間元湯の源泉


噴泉塔への入口を近くに居たおじさんに聞いて、山道へ入る。
軽く行けると思っていたが、川へ下る登山道でもない山道はかなり辛い。
トレッキングシューズで来たのは正解だった、普通の靴では滑落j必至。
少し登ってから急激に高度を下げて1時間以上かかってようやく川近くに到着。
そこで1個目の噴泉塔発見、斜面に異様な塊がいきなり現れて少し驚いたが、
温泉がどんどん沸いてきていて堆積物が周囲に固まっているその姿は異様だ。

かなり危険な山道を下って行く 崖に沿って歩くが、落ちると、、、200m下までまっしぐら。
1個目の噴泉塔、湯温は90度?落ちると火傷。 横から見るとこんな感じ、何の塊?


川まで下ると2個目発見、湯煙がもうもうと出ていてまさに異様な姿。
本来なら噴泉塔の前に湯溜まりがあるはずだが、時期が早すぎた。
雪解け水が多すぎて溜まる場所などなかった、、、。

雪解け水が多すぎて、温泉には入れなかった。 川の傍の噴泉塔、湯がどんどん沸いている、かなり異様


さらに少し上流のはるか上からも湯煙が上がっている、かなり上だが近くまで
行って見るとまさしく噴泉状態、湯がばんばん噴出している。
流れてくる湯はそのまま入れそうなくらいの温度だったが斜面がきつくて
入浴は難しいので一番下で足湯で我慢しておこう。
足湯しながら昼食を取り帰りの登りの為のエネルギー補給。

一番?奥の上の方の噴泉塔。(塔は未確認) 温泉噴出し中
足湯で我慢しときます、熱くもなく温くもなく、手を洗うとすぐにつるつる。 雪解け水が凄い量で、、、。


昼食取って、足湯も入って今日はこれくらいにしといたろか。
さて、1時間かけて下った山道を戻らねば、、、まだ本来の目的の岩間温泉に入ってないし。

急激に下った分急激に登り危険地帯を何箇所か通過してようやく岩間元湯へ。

命綱がないと歩けない危険地点 ポポン、若干顔が引きつってる?


歩き始めて4時間半後ようやく入浴出来た、緊張と苦痛から解き放たれて天国の笑みである。

源泉温度80度?かなり熱いので常に水を入れている もう、天国です、状態。


温泉を充分堪能して後はキャンプ地へ行くだけであるが、元来た林道を歩いて戻らねばならぬ。
帰路は下りが続くので楽な様だが腰と膝に来て休憩入れながら駐車場へ。

駐車場への帰り道では猿と遭遇 何を食べているのか?



疲労と達成感で気分は高揚し早くビールを飲みたい一心である。
予定していたキャンプ地、瀬戸丸山公園へ急ぎ少し迷って到着するが、何か変、閉鎖しとるがな、、、。
これは想定外だった、情報を確認しなかったのが悪いが、市町村合併の弊害である。

近辺のキャンプ場を探すが、すでに閉鎖や現在利用不可ばかり、どうなってんねん白山市?
仕方ないので白峰まで戻って緑の村キャンプ場に落ち着いた。
瀬戸の温泉に入りたかったが、仕方ない。テント張って白峰の総湯で仕上げの温泉。

結局、宴会開始はいつものように8時過ぎ、、、。
かなりの疲労で酒は少ししか呑めず、早々に離脱して就寝してしまった、残念、、、。

走行距離:360km

いつもの宴会風景だが、この後早々に撃沈、、、。



6月8日

朝6時には起床しコーヒーを昨夜の残りで朝食。8時には出発R157を南下する。
勝山から法恩寺林道へ入り経ケ岳の登山口駐車場で下界の景色を見ながら一服コーヒー。

1100円、ごみ持ち帰りの傲慢経営、白峰緑の村キャンプ場。 経ケ岳の登山口駐車場にて


下って、六呂師高原温泉へ行く。
泉質は良いようだが、商売気丸出しの宣伝文句があちこちにあり気分を下げる。
加熱循環でイマイチな印象、50コンドー。

県道を通って大野へ、昼飯は蕎麦で決まりである。
町中の蕎麦屋で越前おろし蕎麦を2種類注文、蕎麦は旨いが大根おろしは2種類も
要らなかったかも?量も足りなかった。

その後近くの名水「御清水(おしょうすい)」に寄って名水飲んで帰路に。

越前蕎麦、大根おろし効き過ぎでした。 大野の名水「御清水(おしょうすい)」

時間もあるので下道で帰る。県道経由でR8~R365~R27を少し走り、R27回避裏道でR162へ。
その後県道~R173~県道で帰宅した。

やっと行けた岩間元湯であったが、オプションの噴泉塔がメインとも言える内容になってしまった。
山道等歩くつもりなかったのに何故か辛い山道を往復3時間も歩いていたし、、、。

温泉入るのに徒歩6時間かけて、、、ほんまのアホかも?
でも、楽しかったのは間違いない、次は川の水のない時期に必ず、、、行くんか?

走行距離:367km
総走行距離:727km