2009年4月10日~12日 熊野古道 八鬼山ツーリング
週末はかなりの晴天が期待できそうだ、この機会しかないと熊野古道伊勢路へ。
4月10日
10時に名阪針TRSに集合する、今回の参加者は赤Fポポン。
大型観光バスの集団が多い、おそらく吉野に桜を見に行くのであろう。
針からR369を南下する、途中宇陀の仏隆寺の千年桜に立ち寄る。
千年桜は7分咲きと言った所、周りの桜の方が満開状態だった。
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仏隆寺の千年桜 | 人工的な里山的風景 |
R369からほとんど信号もなく快走出来るR368を更に東へ走る。
道の駅茶倉駅で昼食、伊勢うどんを食す。
その後県道710でR42へショートカット、このルートが正解だった。
頂上付近は桜が満開状態、桜吹雪の中を気持ちよく快走。
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県道710 相津峠付近 | 県道710 相津峠付近 |
R42に出て南下する、途中いくつかの道の駅をチェックしながら走行。
紀伊長島の古里温泉に立ち寄る、アルカリ炭酸水素塩泉、設備十分、結構滑りあり。
露天風呂なくやや窮屈な感じがした、500円。65コンドー。
尾鷲のジャスコで買出しし、本日の野営地へ向かう。
R42からR311に入り八鬼山トンネルを越え三木里のキャンプ場へ。
ここはシーズン以外は無料である、トイレ炊事場東屋完備である。
浜も広くかなりいい感じだ、芝生に張ろうとしたが鹿の糞だらけだったので浜に張った。
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三木里海岸 | 三木里海岸 |
波の音を聴きつつ満月を酒の肴に呑んで適当に就寝。
走行距離:271km
4月11日
朝7時起床、晴天である。さっさと撤収し登山準備整え8時15分には出発。
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三木里海岸 | 三木里海岸 |
バイクはここに置いて三木里駅まで歩いて行く。
駅で缶コーヒーとパンの朝食取る、無人駅だが券売機なし。
8時55分の電車に乗車、乗車券は車内で車掌から購入した。
2つ先の大曽根浦で下車しとりあえず近くの熊野古道センターまで行く。
熊野古道センターでパンフレットなど貰って八鬼山への道を聞いて出発。
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大曽根浦で下車 | 大曽根浦近くの干潮時は歩いて渡れる弁財島 |
10時に登山口に到着、暑いので上着を脱いでTシャツ1枚になり登山開始。
初っ端から石畳が始まる、途中の林道との合流点辺りまでは緩やかな坂が続く。
が、地権者の落書きだろうか古道内の木やら岩やら石にペンキで色々書いてある。
何が書いてあるのか良く分らないが反対表明の様である、落書きがあることは
知っていたがこれほど酷いとは思って居なかった、世界遺産ならぬ世界悲惨である。
それでも、石畳は多く残っていて中辺路と比べて伊勢路は保存状態が良い。
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熊野古道 伊勢路 八鬼山越え 石畳 | 地権者?による落書きが酷い |
林道合流から徐々に傾斜がきつくなり、七曲で最大傾斜となる。
荒神堂からの傾斜もかなりのものであり西国一の難所であることを実感する。
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七曲 | 荒神堂 |
八鬼山峠に到着し山頂に着いたことを確認、頂上を示すものは特になし。
ルートを左の江戸道に取り桜の森エリアに到着、ここが今回の目的地のようなものだ。
海と山両方が見えかなりの景色、少しガスがあり遠くは白んでいたがそれでも綺麗である。
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桜の森エリア | 谷ノ山方面 |
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志摩半島方面 | 九鬼町方面 |
東屋で昼食のおにぎり食べて大休憩後、江戸道を下る。
この江戸道、傾斜がきつくかなり膝に来る、途中の丸太階段区間は特に歩きにくい。
ぐんぐん高度を下げて来ると三木里側にも木々にペンキで落書きが出てきた、、、。
何があったのか分らないが、色々問題もあるようだ。
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江戸道下り | 十五朗茶屋跡から三木里を望む |
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三木里に下りてきた | 八鬼山は右端か? |
八鬼山:627m
歩行距離:14km
大曽根浦 9:05 - 熊野古道センター 9:25 - 八鬼山登山口 10:00 - 八鬼山 12:40 - 桜の森エリア 12:45 - 13:15 -
三木里 15:10
ともあれ無事に三木里に戻ってきた、走る準備に取り掛かる。
3時半頃出発しR311経由でR42に出て南下する。
熊野灘をずっと南下し新宮で買出しを済ましR168に入る、途中小口に寄ってから
本日の野営地、渡瀬を目指す。
渡瀬緑の広場は先客5組、普段より少し多い?
早速テント張って歩いてクアハウス熊野温泉へ。
キャンプ受付時に貰った割引券利用で400円、本日は滑りがあまり感じられない湯だ。
サイトに戻って宴会開始するが、ポポン不調で9時半でお開き。
テントで独り飲んで適当に就寝。
走行距離:125km
4月12日
7時起床、朝方寒いなぁと思っていたらテント入り口開けっ放しで寝ていた、、、。
朝食は昨夜の手付かず牛肉と椎茸炒め、トマト、コーヒー。
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渡瀬緑の広場 |
ここで解散し独りになって9時出発、中辺路を西へ走る。
小広峠の先の野中の清水と滝尻の熊野古道館に寄る。
たまにはいつもとは違うルートを通ろうと思い、中辺路から県道218で奇絶峡方面へ向かう。
県道218は最初は走りやすかったが途中から1車線真ん中苔だらけガードレールなしの楽しい道に。
県道209に入ると道は細いものの里山的風景が広がり景色は良かった。
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中辺路 野中の清水 | 県道218 射森峠付近 |
奇絶峡を通り過ぎ県道30に入り北に進む、若干細くなる箇所があるものほぼ快走。
R425~県道28~県道192~県道26と走って「道の駅SanPin中津」でめはり寿司の昼食。
その後、県道21~R42~県道22と走って金屋に出ていつも通るルートに戻ってきた。
今回は熊野古道ツーリングなので、最後も熊野古道で〆て帰ろうと少し寄り道して行く事にした。
金屋から県道18~県道9と走り矢田峠の前後に何故かある、役の行者像の祠にとりあえず寄る。
県道64に入って中山渓駅近くの馬目王子に寄って本日の寄り道終了。
その後は、湾岸沿いに下道で帰宅した。
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県道9 矢田峠南側の役の行者祠 | 県道9 矢田峠北側の役の行者祠 |
2月に行こうと考えていたが雨で流れ、今回リベンジとなった八鬼山だったが、
西国一の難所と言うに相応しい上りだった。
石畳が非常にいい状態で残っているのもポイント高いが、落書きなければもっと良かった。
走行距離:279km
総走行距離:665km