2009年5月10日~12日 美作 那岐山登山



当日朝思い立って山行き決定、時間的に今日の登山は難しいので移動だけとする。

5月10日

10時頃出発、中国道沿いの県道を西へ走る、天気も良く暑い。
福崎のたいこ弁当で昼食取り山崎からR29を北上する。
この辺りは2月に岩屋堂を見に来て以来か?流石に雪は残っていない。
今日は移動だけなのでとりあえず温泉を目指す。
若桜の先の八頭に鍛冶屋温泉と言うのがあるようなので行って見る。
そこは、一見老人ホームのような感じであった、受付も事務所そのもの。
2階の風呂は普通の部屋を改造したような造り、外の景色は見えるが開放感はない。
Na炭酸水素塩・硫酸塩泉、加熱消毒循環の典型的施設。500円取られたがシャンプー
も石鹸もなかった。2度目はないな。50コンドー。

戸倉峠を越えたところにある湧水入手 鍛冶屋温泉


R53を南下して用瀬町へ、今夜は用瀬運動公園カヌー水辺公園でキャンプだ。
受付で300円也を支払いサイトへ、日帰りBBQの家族連れが居たくらいで泊まりは自分だけのようだ。
千代川沿いの十分綺麗なサイトである、トイレ、炊事場、東屋あり、ゴミは持ち帰り。

用瀬運動公園カヌー水辺公園 朝は入り口付近しか日が射さない


明るいうちからビール呑んでのんびり過ごす、夜は家に転がっていたインスタントグリーンカレーを消費。

走行距離:213km

5月11日

7時起床し朝食取り早速撤収、ここのサイト西日は良く当たるが朝日は当たらない。
入り口付近だけ日が当たっていたのでテントを移動して乾かす。

ほぼ乾いたところで出発、R53を南下する。
那岐山登山道の標識に従い右折し登山道へ向かう。
細い道を上がった所で広域林道と合流した、橋の横の駐車スペースに駐車。
すでに1台止まっている、準備していると更に2台来た。
9時40分登山開始、上りは西仙コースを行くことにする。
林道を暫らく行き登山道に入る、渓流コースと尾根コースがあったが何となく渓流コースへ。

那岐山登山道の始まり 西仙コースの渓流コース


気温は高いが涼しい風があり歩いていても気持ちよい。
渓流コースを抜けると真新しい避難小屋に到着、一服点ける。
ここまで来てようやく視界が開け周囲の山が見えてきた、これから行く那岐山はどれか分らんが。

避難小屋 避難小屋からの眺め


避難小屋を後にし暫らく行くと急坂が始まった、鎖区間もあり一箇所は四つん這いになりながら登りきる。
その後も割りと勾配のきつい手応えのある登りが続き笹原に出ると又視界が開けた。
尾根の稜線が見えてきて北側の山々も良く見える、もう少しだ。

かなりの急登 大分登って来た


展望トイレのある尾根に出ると周囲360度視界が開けかなりの景色。
頂上か?と思いきや尾根の先に更に高い山がある、あれが山頂の様だ。

展望トイレ これから山頂へ


写真を撮りながら頂上へ向かい11時20分頃山頂到着。
先客は5名だった、晴れているがガス多く遠くは若干霞んでいるが十分綺麗だ。
昼飯にパンとソーセージ食べて一服。

那岐山山頂 1255m 山頂から南方面


11時40分に下山開始、来た道は戻らず東仙コースで下山することにした。
頂上から東へ向かう、尾根沿いのルートは東の端から北へ下る。

東仙コースへ向かう 東仙コースから後山方面


東仙ルート、かなり階段が多く膝に来る。登りに使わなくて良かった。
登山道の右側は杉林、左側はぶな林とくっきり分かれていて面白い。
何度も出てくる階段が嫌になる頃林道に出て暫らく歩くと見覚えのある場所に出た。
13時頃駐車場到着、車が随分増えていた。

階段の多い東仙コース 東仙コースを下りてきた
那岐駅近くの案内図 東仙コース入り口案内図


那岐山 1255m
標高差 650m
歩行距離 :6.8km
駐車場 9:40 - 西仙渓流コース経由 避難小屋 10:30 - 展望トイレ 11:12 - 那岐山山頂 11:20 - 11:40 - 東仙コース経由 駐車場 12:55



後は温泉だが、その前に気になる所があるので寄ってみる。
登山道への途中の道に法起菩薩堂というのがあるらしく行ってみた。
案内に拠ると500m上とある、林道を行けばいいのかと思い入ってみる。
暫らく行くとかなり荒れた林道となりこの先は行けそうにない、バイクを停めて暫らく歩いて行くが
どうもこの先にあるようには思えない感じがしたので引き返す。
結局何処にあるのか分らないままだが、今日はもういいだろうと言うことで温泉へ向かう。

林道を行けそうな所まで来たが、、、。 船岡美人温泉


近くでは船岡美人温泉と言うのがあるのでそこに行く。
昨日の鍛冶屋温泉と似たようなナトリウム泉、加熱循環消毒泉。
特徴はないが石鹸シャンプーは完備、500円、60コンドー。

夜は鳥取市内の親戚宅で猪肉BBQ食べて布団で就寝。

走行距離:176km

5月12日

9時頃出発、昨日の菩薩堂が気になるのでもう一度トライする。
智頭町の役場に行って菩薩堂の事を訪ねると林道ではなく入り口近くから山へ入る道があるらしい。
やはり林道は違っていた、と言うことで入り口まで走り前の退避所にバイクを停める。

法起菩薩堂 起点 傍に咲いていた花 「しゃが(射干)」


教えて貰った通りに行くと、踏み後らしき登山道がかすかにある。
しかし、これほんまに行けるんかぁ?と言うようなかなり薄い踏み後。
とりあえず行ってみる、長年誰も歩いてないような感じだが何となく道はある。
それらしき所を上がっていくと、4丁と彫られた丁石が出てきたので道は合ってる様だ。
3丁を過ぎ2丁はなくて1丁まで来たところで道が不明になってきた。
1丁やからもう少し上にあるのは間違いないので適当に上を目指して登ることにした。

4丁発見 道があるのかないのか、、、。


道なき道を登っていくと何となくそれらしい場所に出た、広場があり崖に何かお堂らしき物がある。
木に覆われてはっきりとは見えなので岩をよじ登って近づいて見るとあった。
ほとんど朽ち果てかけているぼろいお堂、場所的に人が上がれる岩の窪みに有るので
これを投入堂と呼ぶにはかなり無理があると思われるが。
下から1時間弱かかって苦労して登って来た割にはがっかりするお堂であった。

お堂はあるが木が邪魔でよく見えない 岩をよじ登り近くで見ると、、、朽ち果てかけている。


一服してさっさと下山する、これが正規ルートか?と思われる道があったが
途中で消えているかも知れないので来たルートを戻ることにした。
下っていくとそれらしい道を進むうちに消えてしまった、、、。
完全にルートを失った状態になったので真っ直ぐ下りていくと正規ルートに再び合流して無事下山。

一応目的は果たしたので後は帰るだけだ、R53を南下し黒尾トンネル手前のドライブインで湧水入手。
美作から作用へ県道を繋いで走りR373に出たところの「道の駅ひらふく」で昼食にホルモンラーメン食す。
作用からも県道経由で山崎に、そこから先は来たルートと同じ県道で東へ走る。
温泉はどうしようか迷っていたが周辺にはあまりいい温泉がない。

迷った末久しぶりに吉川温泉へ寄ることにした。
小さい源泉風呂は5人で一杯、他にも内湯露天サウナ色々あるが普通の湯である。
ただ源泉の泉質は強烈で炭酸強塩泉はいつまでも入っていられる。
600円石鹸シャンプー完備、70コンドー。

吉川温泉


その後、いつもの蓬莱峡経由ルートで帰宅した。

鳥取、岡山周辺には興味をそそられる物が色々有って楽しいが、
全てが見るべき物とは限らないなぁ、しかし、行ってみないと分らんし、、、。

走行距離:218km
総走行距離:515km